オクトー見逃し配信1話と再放送いつ？

人の心が色で見える女

東神奈川署に18歳の少女・宇野渕咲子（本田望結）が連行されてくる。岩田川俊介（芝大輔）という男性とラブホテルの非常階段から飛び降りた咲子は、飛び降りる前に“＃数分後に死ぬカップル”というハッシュタグで自撮り動画を投稿していた。

事情聴取を担当していた風早涼（浅香航大）の問いかけに何も答えない咲子。そこに神奈川県警東神奈川署の刑事・心野朱梨（飯豊まりえ）が入ってくる。15年前にある事件がきっかけで相手の感情を色として見ることができるようになった朱梨は、岩田川が死んだと聞いた咲子の目から「期待」を意味するオレンジ色の感情を読み取る。

死に期待する少女

朱梨が事情聴取中にパステルでスケッチブックに色を塗り始めたことが理解できない風早だったが、上司からコンビを組むように言われてしまう。

朱梨の提案で再び事情聴取をすることになり、咲子が何を期待していたのかを探る2人。朱梨が咲子に岩田川のどんな部分が好きだったのかを聞くと、朱梨の感情が「警戒」を示す赤い色に変化した。

現場に向かった2人は、咲子がホストと揉めていたという証言を得る。ホストに貢ぐためにパパ活をしていた咲子にそのことを聞くと、「苛立ち」や「嫌悪」の色を見せる。咲子の様子を見て、朱梨は咲子が岩田川を愛していなかったことを確信する。

そんな中、釈放中の咲子が配信を始める。もう一度飛び降りようとしている咲子を見て、朱梨はこれまでの事情聴取で描いたスケッチを並べ、咲子の感情を読み取る。飛び降りる寸前の咲子を助けた風早は朱梨と共に再び咲子の事情聴取を開始する。

事件直前の「私は無価値」という咲子の投稿を見て、飛び降りる3時間前に出会っていた2人は全く関係性のない行きずりの心中だった。自撮り動画の再生数が上がり、知名度が上がることで自分には価値があると感じ始めていた咲子は、岩田川が死んだと聞いてより動画の再生数があがると期待の感情を抱いたのだった。

朱梨に説得され、「後悔」の感情を示した咲子は釈放されていった。

事件が解決し…

実は、警視庁次長の平安衛（船越英一郎）に言われて警視庁から東神奈川署に異動してきた風早は朱梨たちを監視するために潜入していたのだった。

一方、事件を解決した朱梨は入院している姉・紫織のお見舞いへ向かう。そこには15年前の事件以来、感情を無くしてしまった姉がいた。

夫の死を喜ぶ妻

小説家・千弦（橋本マナミ）の事情聴取をすることになった朱梨（飯豊まりえ）と風早（浅香航大）。夫の拓人（吉岡睦雄）と同じマンションの女性・美琴（浦郷絵梨佳）が一緒に死んでいたのを千弦が発見したのだった。美琴は刺されており、拓人は刃物が刺さった状態で死んでいた。拓人のスマホから遺書が見つかり、拓人が美琴の部屋にハシゴを使って侵入し殺害したのではないかと風早たち警察は考えていた。

夫の死を嘆く千弦の目を見て、朱梨は喜びの感情である黄色を読み取る。

感情が理解できない朱梨は…

千弦が喜びの感情を抱いたことに疑問を感じる朱梨。風早はそんな朱梨を未だに信じられずにいた。そんな時に、上司の雲川（山中崇）から朱梨の能力は中学の時に両親を殺され、自分も犯人に殺されかけたことがきっかけで手に入れたものだと聞かされる。

そんな中、拓人が美琴にプレゼントを贈っていたことが判明。千弦は2人が不倫関係にあったことを知らない様子だった。千弦からまた黄色の感情を読み取った朱梨は千弦の仕事の話に話題を変えると千弦の感情が変化する。怒りの感情である赤色を読み取った朱梨は喜びと怒りの感情が混ざると「自尊心」の感情が芽生えると話す。

殺害現場に向かった朱梨と風早。風早は千弦の部屋の隣の住人から美琴と拓人が騒音問題でトラブルになっていたという証言を得る。

千弦の感情が理解できないと悩む朱梨を風早は千弦の部屋の隣の住人に会わせることに。隣人に会った千弦は目から緑色の感情を読み取る。それを見てこれまでの千弦の感情のスケッチを並べて整理し、ようやく朱梨は千弦の感情を理解する。

千弦を呼び出した2人は、拓人と美琴を殺したのはあなただと告げる。先に美琴を殺し、拓人と2人でハシゴを使って美琴の部屋にやってきた千弦は拓人も殺害して遺書を残したのだった。

上階の美琴の騒音に腹を立て、拓人と隣の住人との不倫にも気づいていた千弦は仕事を邪魔された腹いせに2人をまとめて殺害したのだった。隣人が抱いていた緑色の感情は恐怖だった。久しぶりの静かな空間で隣人が不倫がばれることに怯えるのを想像しながら仕事をするのが楽しみだと微笑む千弦を見て、朱梨は恐怖を感じ目をそらしてしまう。しかし、姉の感情を取り戻す手がかりをつかむために、朱梨は必至で千弦の感情を読み取ろうとするのだった。

事件は解決し…

隣人の証言もあり、千弦は逮捕された。風早は自分の特命と15年前の事件に関連性があるのではないかと気づき始めていた。

相反する感情を持つ容疑者

あおり運転の容疑をかけられている鳥飼（若林時英）を取り調べることになった朱梨（飯豊まりえ）と風早（浅香航大）。被害者の鳩崎が設置していたドライブレコーダーには鳩崎を車から引きずり降ろす姿が映っており、現場の防犯カメラにも一部始終が映っていたが、鳥飼は犯行を否認する。朱梨は鳥飼の目から嫌悪の色である紫色を見る。さらに信頼の黄緑色も見え、２人は困惑する。

容疑者の意図とは？

鳥飼のグループの少年たちから話を聞いた２人は、鳩崎と鳥飼が敵対しているグループ同士だったことを知る。事件現場は鳩崎のグループの縄張りで、少年たちはそんな場所で事件を起こすわけがないと主張する。その様子を雛見すみれ（本田仁美）が覗いていることに朱梨は気づく。

嫌悪と信頼という矛盾する感情を抱く鳥飼が理解できない朱梨。

一方、平安（船越英一郎）の指示で東神奈川署刑事第一課に潜入している風早は報告にやってきていた。雲川（山中崇）について特に調べるよう指示を受け密かに探ることに。

入院しているという鳩崎に会いに行った２人。話せる状態ではない鳩崎の目から朱梨は恐怖ではなく信頼の感情を読み取る。

実は今回の事件は鳥飼が仕組んだことで、鳩崎は鳥飼からお礼に現金を受け取っていた。取り調べでそのことを伝えると鳥飼の信頼の色が強まった。

鳥飼の反応を見て、朱梨は事件現場のバス停に設置されている防犯カメラの映像を調べることに。その映像からあるものを見つけ出した朱梨は鳥飼の真意に気付く。

鳥飼を釈放した朱梨と風早。代って南条（ニシダ・コウキ）を聴取室に呼び出した２人は、南条が以前いた片倉中央署で鳥飼と鳩崎の対立について相談を受けていたすみれに一方的に迫り怪我を負わせていたことを指摘する。鳥飼はその一部始終が映っている防犯カメラの映像を警察に偶然見つけてもらうためにカメラの前で事件を起こし、南条がすみれにしたことを訴えようとしていた。自分の非を認めようとしない南条に怒りをぶつける風早。朱梨も今でもすみれが恐怖に支配されていることを訴えるのだった。

その後…

すみれが少しずつ事件から立ち直っていると知り、朱梨は安心する。南条は自主退職ということで落ち着いたが、その結末に風早は上層部からの圧力を感じるのだった。

快楽殺人を匂わせる容疑者

入院患者・花恵（松金よね子）を殺害した容疑で逮捕された看護師の麻美（徳永えり）の取り調べを担当することに。朱梨（飯豊まりえ）と風早（浅香航大）は麻美の感情を読み取るが、黄色の感情である喜びが読み取れたはずだと麻美に言い当てられてしまう。麻美はずっと殺人を犯したかったと笑うのだった。

怒りの感情

快楽殺人を匂わせる麻美だったが、朱梨はそのほかに花恵の遺族への怒りの感情も読み取っていた。遺族への聞き取りに向かった朱梨と風早。料理研究家の娘・かんな（しゅはまはるみ）は母の死を受け入れられず悲しみの中にいるように見えた。さらに麻美について花恵が怖がるので担当を変えてほしいと病院に訴えていたことを聞く。朱梨はかんなから麻美に対する怒りの感情を読み取るが、母親が死んだ悲しみは読み取れなかった。

病院への聞き込みで花恵がかんなの見舞いの前にはいつもパニック状態になっていたことが判明する。

かんなの見守りの元、麻美の取り調べが始まる。花恵が入院中にかんなに突き飛ばされて骨折したと語っていたことを告げ、かんなに頼まれて麻美が花恵を殺したのではないかと告げる朱梨。一部始終を見ていたかんなは怒るが、花恵が亡くなる数日前にかんなが麻美に何かをお願いしていた場面が目撃されていた。朱梨は麻美から図星だという驚きの感情を読み取る。

そんな中、かんながメディアで警察を批判し、麻美を明日釈放しろと上層部から命令が出てしまう。署には麻美の母・百合子がやってきて娘の無実を訴えてくる。

無力感に苛まれていた朱梨に風早から花恵に関する新事実があると連絡が入る。かんなに処方されていた薬が花恵の遺体から検出されたのだ。朱梨はこれまでのスケッチを並べ、今回の事件を解明し麻美の本当の感情を見る。

麻美の取り調べを再度行った2人は、花恵にむりやり薬を飲ませ認知症にさせていたことに麻美が気づいていたことを指摘する。麻美の怒りの感情はそれによるものだった。花恵はかんなから逃げるために麻美に殺してほしいと殺害を依頼していたのだった。それでも快楽殺人を訴える麻美に、朱梨は百合子が署にやってきたと聞いたときに一番喜びの感情が強まったと指摘。百合子から教育虐待を受けていた麻美は殺人犯として捕まることで母親に復讐しようとしたのだった。

新事実

すべての家族が愛でつながっているわけではない、と今回の事件で知った朱梨。

一方、雲川幸平（山中崇）は風早と平安衛（船越英一郎）が親子だと突き止めていた。

恩人の葬儀にやってきた朱梨

望月病院の院長・暁子（千葉雅子）の葬儀に参列した朱梨（飯豊まりえ）。曉子は15年前に朱梨が事件の後遺症から入院した時に世話になった人物だった。人を避けて葬儀の最後にやってきた朱梨は曉子に別れを告げて去ろうとする。そこで暁子の秘書の潮田（浅利陽介）が暁子の夫・経二郎（佐戸井けん太）にカッターナイフを突きつける現場を目撃してしまう。

曉子はこの中の誰かに殺されたという潮田の目から朱梨は驚きの水色を見る。

立てこもった犯人

望月家の人間を人質に葬儀場に立てこもった塩田。朱梨は葬儀スタッフの小野寺（片桐仁）と共に縛られてしまう。犯人が名乗り出るのを待つという潮田は望月家の人間の秘密を暴露していき、犯人の自白を誘う。

潮田に話しかけ、感情を読み取ろうとする朱梨。不仲な望月家が一同に会するのは葬儀の場しかないと思い、今日立てこもりを計画したと語る潮田の目に黄色と黄緑色が見える。それは愛の感情だった。

一方、通報を受けた風早（浅香航大）たちは現場に駆け付け、朱梨が人質になっていることを知る。潮田を調べた結果、曉子に気に入られて1年前から秘書をしていたことが判明する。

曉子と愛人関係にあったことを匂わせる潮田に、動揺する望月家だったが、小野寺の提案で遺言書を開封することに。そこには財産の半分を潮田に贈与すると書かれていた。朱梨はそれを聞いて再び驚きの感情の色を見せる潮田に驚く。さらに、経二郎がそれを聞いて安堵したことに気付いた朱梨は真相を尋ねる。

潮田は曉子の息子だった。それに気付いていた経二郎は、かつて息子を捨てたことを後悔していた曉子のために財産を潮田に相続させることに安堵したのだった。

その時、復讐のために曉子を殺したと突然告白する潮田。そこに風早が突入し、潮田を逮捕しようとする。しかし、朱梨はそれを止めこれまでのスケッチを並べて事件の真相を推理する。

実は潮田の父親でかつて曉子の恋人だった満と会わせるためだった。2人を会わせるために曉子に近づいたものの、心不全で亡くなってしまった曉子に一目だけでも会わせようと計画していた潮田。しかし、満はトンネル事故で到着が遅れてしまい、出棺を遅らせるために立てこもりを突発的に起こしたのだった。

事件は終わり…

潮田は連行されたものの、望月家の意向で事情聴取だけで済むことに。

事件は終わり、朱梨は小野寺と挨拶を交わすが、その時に小野寺の目から15年前の犯人と同じ色を見るのだった。

記憶喪失の犯人

人気華道家の円山（尾上寛之）の取り調べをすることになった朱梨（飯豊まりえ）と風早（浅香航大）。交通事故を起こした円山の車のトランクから血痕とナタ、スコップが発見され、誰かを殺した疑いがかけられていたが、円山は事故の影響で記憶喪失になっていた。

恐れを抱く犯人

朱梨は円山の目から不安を表す薄緑色を見て、円山が嘘をついてないことを知る。事故の直前に円山がゴシップ系動画を配信している「ヒシちゃん」こと菱田と連絡を取っていたことが判明し、彼が行方不明になっていることから警察では円山が菱田を殺害したのではないかと考えていた。

3年前に菱田にゴシップを暴露されてから家庭も地位も失った円山に別のネタを握られていたのでは、と告げると円山は恐れの感情を抱く。2人は円山に代わって家元になった妹の泉（佐藤ケイ）に会いに向かう。円山の弟子・三隅（坪根悠仁）の話から朱梨は円山のゴーストライターを三隅がしていると気づく。取り調べで朱梨がそれを告げると円山が苦しみだし、菱田に弟子がゴーストだと気づかれ殺したと話し出す。

血痕は菱田のものだと判明したものの、遺体が見つからずにいた。朱梨は円山が記憶を取り戻した時に敬愛の感情を見たことが気にかかっていた。円山にもう一度聴取をしようとするが、朱梨は疲労のせいでふらついてしまう。

後日、円山の事情聴取で強引に証言を聞き出そうとする朱梨は空回りしてしまう。朱梨は以前出会った小野寺（片桐仁）が15年前に両親を殺害した犯人ではないかと悩み、焦っていた。風早に指摘されムキになり口論になってしまう。

朱梨は１人で目撃証言を得るために現場に通い、それを見かねた風早と共に現場を捜索することに。遺体が発見され、菱田が刃物で刺された以外に首を絞められた跡があることが判明し、朱梨は円山の本当の感情を知る。

円山は病気の後遺症で色覚を無くしていた。そのせいで作品を作成することができなくなり、そのことを菱田に掴まれていたのだった。罪を認めつつ埋めた場所だけは思い出せないという円山に朱梨は誰かをかばっているのではと詰め寄る。

円山は弟子の三隅が円山を守るために菱田を絞殺し、それを隠すためにナタで刺して証拠を残したのだった。朱梨が見た敬愛は弟子の三隅を大切に思う円山の本心だった。

15年前の真実に向けて動き出す２人

菱田が殺されたというネットニュースは注目されたが、同情のコメントは少なかった。

一方、風早は朱梨の言葉を信頼し、15年前の事件に小野寺が関わっているかどうかを２人で調べることに。

感情がない容疑者

風早（浅香航大）は朱梨（飯豊まりえ）が犯人だと睨む小野寺（片桐仁）と父親で警視庁次長の平安衛（船越英一郎）がかつて上司と部下の関係だと知り衝撃を受ける。平安を問い詰めると、風早の特命と15年前の事件には関係なく、本当の目的は雲川幸平（山中崇）がかつて薬物を横流ししていたかもしれない証拠を見つけることだと聞かされる。そんな中、清掃員の道子（室井滋）を取り調べることになった2人。同僚の川瀬（ベンガル）を突き落とした容疑がかけられており道子もそれを認めていたが、道子の目から何の感情も読み取れない朱梨は焦りを覚える。

感情を捨てた女

動機がわからない容疑者に警察は取り調べを続行する。調べの中で道子が辛い幼少期を送っていたことが判明し、彼女が感情を捨てるほどの壮絶な過去があったことを聞く朱梨。聞き込みに向かった2人は道子と川瀬の仲が良かったと同僚から聞かされる。川瀬の妻に話を聞くと、彼女は男女の仲を疑っていた。

取り調べで道子は感情を捨てたと告白するが、感情がなく人を殺すことが理解できない朱梨は道子を問い詰めてしまう。

そんな中、道子の亡くなった夫と川瀬が元同僚だったことが判明するが、道子は末期のがんで倒れてしまう。入院中の道子に会いに向かった2人は夫の死をきっかけに道子が感情を無くしたことを聞かされる。そして夫が死んだ事故の原因は自分にあると川瀬が自分に告げたことが殺したきっかけだと告げる道子からも感情は見えなかった。感情が見えず、役に立てない朱梨は道子から人の感情を読み取るのは傲慢だと言われ落ち込み、姉の紫織（松井玲奈）に感情をぶつけてしまう。

道子に感情が無いことがどうしても納得できない風早は目撃者から新たな証拠を見つけ、落ち込む朱梨を奮い立たせて道子に会いに行く。道子は事故で転落してしまった川瀬を目撃し、自分が突き落としたと証言しただけだった。夫を事故で亡くし、行き場のない感情に苦しめられた道子は川瀬の妻の憎む対象になることを決めたのだった。満足だと語る道子の目から深い悲しみの感情を読み取る朱梨。雲川を追う風早は…今回の件で感情を読み取ることに向き合い、紫織と共に生きていくために捜査を続ける決意をした朱梨。

一方、風早は雲川を尾行していたが雲川に見つかってしまう。

逮捕してほしい男

風早（浅香航大）は雲川幸平（山中崇）から15年前に薬物の横流しをしたのは父である平安衛（船越英一郎）であると言われ、混乱する。

そんな中、暴行容疑で逮捕された大学生の戸田大和（濱田龍臣）の取り調べを担当することになった風早と朱梨（飯豊まりえ）。アルバイト先の先輩を殴り大けがを負わせたものの、示談が成立して釈放されることに。しかし、大和は納得していない様子だった。

父親が信じられない大和は…

大和は15年前に殺人容疑をかけられ、未だに逃亡を続けている父・家長敏則（水澤紳吾）について話し始める。家長から会いに来るという手紙が届いたストレスで暴力をふるってしまったという大和は自分を罰してほしいと訴える。朱梨は大和の目から怒りの色を見る。

家長の事件を調べた2人は15年前に朱梨の両親が殺された日と同じ日に事件が起こっていたことを知る。そして、家長はすでに亡くなっていた。

誰が手紙を出したのか、疑問に思う2人は家長がやっていた喫茶店の常連客に話を聞く。常連客で3年前に亡くなった庭木元春の妻・由香子（山田キヌヲ）に話を聞くと、朱梨は後悔の色を見る。庭木と家長は当時、トラブルがあったことが判明する。

大和に状況を報告に向かうが、15年前の真実に興味がない様子に風早は自分と平安のことを重ねて強く当たってしまう。

そんな中、庭木の娘と出会った朱梨は彼女の目からある感情を見る。

由香子の取り調べを開始した2人。庭木の娘から恐怖の感情を見た朱梨は庭木が家族に暴力を振るっていたことに気付く。由香子はそれを指摘され、事件当時に家長にそのことで相談をしていたことやそれがばれて家長と庭木がトラブルになっていたことを告白する。

父親の無実が証明され、大和は泣き崩れる。

由香子から事件当時に他の客がいたと証言があり、朱梨と風早はその人物を知らないかと大和に尋ねる。その人物は朱梨の両親を殺したとされる綿貫猛司（こがけん）だった。綿貫が喫茶店にいたということは犯行は不可能で両親を殺した犯人が他にいる、と朱梨は確信する。

真実を打ち明ける風早

風早は潜入捜査のために神奈川県警へやってきたと朱梨に告白する。そして平安や15年前の事件に向き合うことを決意するのだった。