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区役所で働く深沢葉月（松下奈緒）は、恋人・吉村達也（平岡祐太）と、ランチをしにいった。場所は、二人の行きつけのカフェ『APPLESEED』である。３０歳の誕生日を翌日に控えた葉月は、さりげなく結婚の話を持ち出したが、達也はその話に乗ってこなかった。

その後、仕事が終わり葉月は家に帰った。すると、家の鍵が開いていた。葉月は母親が来たのだと思い、部屋へ向かった。しかし、そこにいたのは母親ではなく、葉月の妹・深沢美咲（石原さとみ）であった。美咲とは高校卒業から音信不通状態であった。

美咲は、葉月の家で暮らそうとしていた。一方、今まで何度も美咲のせいで大事な日をめちゃくちゃにされていた葉月は、美咲を一刻も早く家から追い出そうと考えていた。

そして、次の日、葉月は誕生日を迎えた。達也に「今日会えない？」と尋ねるが、仕事があるからと断られる。そのため葉月は親友の佐藤和子（森カンナ）に「今夜飲もう」と連絡した。

一方美咲は、葉月の家で朝ごはんを食べていた。そこへ櫻庭宗一郎（田辺誠一）から電話がかかる。しかし美咲はそれを無視した。そしてそのあとすぐに美咲は宗一郎の弟・櫻庭永人（岩田剛典）に電話をかけ、「例の件調べてくれた？」と聞いた。美咲は永人に何かの調査を依頼していたようだ。

そしてその後美咲は永人に会い、調査結果を聞いた。内容はある男性についてのものだった。調査結果を聞いた美咲は、その男性のことをろくでもないと罵った。

そして一方葉月は、仕事が終わり、和子と飲みに行った。そしてお店に着くと、葉月の知り合い達がサプライズで誕生日パーティーを開いてくれた。その知り合いの中には達也の姿もあり、葉月は達也からプロポーズをされる。幸せいっぱいの気持ちで家に帰った葉月であったが、美咲がまだ家にいることに気づき早く出て行ってと怒鳴った。

そして次の日、葉月は会社に辞表願をだしたり、ブライダルチェックを受けに行ったりと結婚に向けて準備を進めた。

その後家に帰ると、まだ美咲が家にいた。しかも達也とベッドで寝ていた。それを見た葉月は、泣きながら叫び二人を追い出した。

葉月の家を追い出された美咲は永人の家に転がり込んだ。するとそこに永人の兄・宗一郎もやってきた。宗一郎に会いたくない美咲はこっそり永人の家から出ていく。宗一郎は昔、美咲が好きだった人である。

一方、葉月は美咲の携帯を見たことで、達也の浮気を知る。永人に調査をしてもらっていたある男性は達也のことであった。美咲が達也と寝たのは、葉月と達也を別れさせるためだったのである。

それに気づいた葉月は美咲のことを迎えに行き、一緒に暮らすことを許可する。そして二人は家に帰っていった。

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深沢美咲（石原さとみ）が、姉・深沢葉月（松下奈緒）の家で暮らし始めて一週間が経とうとしていた。相変わらず、二人は小競り合いをしながら過ごしていた。

そんな中、美咲に、櫻庭宗一郎（田辺誠一）から再び電話がかかる。しかし今回も、美咲はその電話を無視した。

一方、葉月は、区役所で転居の手続きをしにきた宗一郎と再会する。宗一郎は静岡で塾講師をしていたが、急な人事で都内に移ることになったのだ。

葉月は、宗一郎の高校教師時代の教え子だった。そして葉月は、高校生時代、宗一郎に憧れていた。

一方、キャバクラで働き始めた美咲。持ち前のあざとさとかわいい容姿で、客からの注目はもちろん、他のキャバクラ嬢からも嫉妬と羨望の目を向けられていた。

そして仕事が終わった美咲が家に帰ると、葉月の部屋に宗一郎の姿があった。高校時代、宗一郎と問題を起こしたことのある美咲はいたたまれなくなって、トイレに籠ったが、流れで宗一郎のことを見送ることになってしまった。

その途中で、宗一郎が「真剣に付き合いたい」と美咲に言うが、美咲はそれを拒んだ。

一方、美咲と葉月の母・深沢七重（片平なぎさ）が葉月の働いている区役所に訪れた。婚姻届けを出すためである。

驚いた葉月は婚姻届けを受理せず、昼休みに話をしようと呼び止める。

そして昼休みになり、葉月と七重は「APPLESEED」でランチをすることにした。するとそこに美咲が来店し、七重は美咲との再会に喜んだ。

そして七重の結婚の話になり、葉月が反対する一方、美咲は賛成した。その様子を「APPLESEED」の店長・萩原陽平（平山浩行）と陽平の姉・上杉香織（堀内敬子）は見ていた。陽平は以前から葉月のことが気になっているようだった。

一方の葉月は憧れの存在である宗一郎に再会し、浮かれていた。その様子をみた美咲は、「お姉ちゃんと先生は合わないよ」と発言した。そして美咲は、葉月と宗一郎を離すために、葉月と陽平をくっつけることを考える。

そのためにまず、美咲は陽平の農業体験に参加した。しかし、途中で倒れてしまい陽平の姉・香織の家で休ませてもらうことになる。そのせいで、美咲は香織に妊娠していることが知られてしまう。美咲は香織に「妊娠のことは誰にも言ってないから秘密にしておいてほしい」と口止めをした。

一方、葉月の家に母・七重と七重と婚約をしている渋川が訪ねてきた。渋川の誠実な態度をみて、葉月は二人の結婚を許す。

自分のいないところで母の結婚話が進んでしまい、疎外感を感じた美咲は櫻庭永人（岩田剛典）の元へ慰めてもらいにいく。

そして、美咲が普段書いている『死ぬまでにしたい１０のこと』。
『お姉ちゃんの仕事を辞めさせる』が次の課題になっていた。

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日光アレルギーのせいで赤い湿疹が出てしまった深沢美咲（石原さとみ）は姉・葉月（松下奈緒）に心配をかけたくないため、湿疹が消えるまで、櫻庭永人（岩田剛典）が住むトレーラーハウスに泊まることにした。実は永人は美咲に対し好意を抱いていた。

一方、葉月は婚約の解消もあり、職場での居心地が悪かった。するとそこに追い打ちをかけるように葉月に対する誹謗中傷が書かれたFAXが葉月の職場に次々と届く。そのせいで葉月はますます居心地が悪くなる。

葉月はそのことを親友の佐藤和子（森カンナ）に相談する。犯人はきっと葉月の元婚約者・吉村達也（平岡祐太）と、その浮気相手・平安尚子（MEGUMI）だという和子。そして和子は「仕事やめちゃ駄目だよ。二人の思う壺だから」と葉月に助言した。

疲労感を抱え、葉月が家に帰ると、母・七重（片平なぎさ）と美咲（石原さとみ）がにぎやかに盛り上がっていた。その様子を見た葉月はイライラして怒ってしまう。

そしてその後、美咲が葉月の鞄から誹謗中傷が書かれたFAXを見つける。美咲は、会社を辞めて、小さいころからの夢だったデザイナーになればと葉月に提案する。しかし葉月は、社会にちゃんとでたことない人に言われたくないと美咲を馬鹿にした。

そして次の日、葉月は誹謗中傷のFAXを送った犯人を突き止めるため、達也と平安を呼び出し問い詰めるが、二人は犯人ではなかった。

その後仕事が終わり家に帰った。すると家の中のごみ箱が綺麗に片付けられていた。不審に思った葉月は外のごみ捨て場に行き、ごみを漁った。すると誹謗中傷のFAXを作ったとみられる紙が捨てられていた。

誹謗中傷のFAXを送った犯人が美咲だと確信した葉月は、美咲を責め立てる。葉月のためを思い行動した美咲であったが、その思いは葉月には届かなかった。

しかし、その一方で、葉月のウエディングドレスのデザイン画が一次審査を通過していた。葉月はその通知をみて心動かされ、ドレスづくりを始めた。

そして、コンテストの日を迎えた。結果は２位。葉月は喜び、入賞コメントでは「妹に感謝している」と発言した。その言葉を聞いた美咲も満足感を感じていた。
そして、葉月はコンテストに入賞したこともあり、区役所の仕事を辞めることを決意した。これからは、自分のやりたいことを見つけていくという。美咲は見事に『お姉ちゃんに仕事を辞めさせる』という計画を実行できたのであった。

一方その美咲は、働いているキャバクラで売り上げナンバー１になり、他のキャバ嬢に妬まれるようになってしまう。

そんな美咲の次の目標は『貯金を2400万貯める』であった。

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キャバクラの仕事を終え、家に帰る深沢美咲（石原さとみ）。帰る途中、後ろに気配を感じて振り返るが、誰もいなかった。

一方、姉の深沢葉月（松下奈緒）は、葉月の憧れの人、櫻庭宗一郎（田辺誠一）と食事に行き浮かれていた。一緒に食事をしたことで、宗一郎を思う気持ちが強まったようだ。

そして、美咲は上客の清水（前川泰之）と同伴出勤する。美咲は清水からもらったネックレスをそのまま質屋に持っていき、清水の目の前で現金に換えた。そして、2400万円を貯めるのが目標であると清水に告げた。

そして、美咲は2400万貯めるという目標のためなのか、葉月に節約をするよう指示する。

葉月は美咲の言うことを聞き、ネットバンキングに変更した。そしてその後、口座を見てみると、100万円が引き出されていた。最初は美咲を疑う葉月であったが、美咲の反応から違うと確信。そして、他にそれができる人物は母・七重だけであった。

美咲と葉月は、母・七重の家に行く。七重は酒に酔っていた。話を聞くと、婚約者の渋川（渡辺裕之）がお金と一緒に消えてしまったようだ。そのお金には、葉月の口座から下ろされた100万円も含まれていた。お金を引き出した犯人は七重であり、渋川と一緒に住むマンション費用にするために引いたのであった。

その後、葉月は「APPLESEED」にランチに来ていた。今度ホームパーティーをするために、料理本を見ていた。葉月に想いを寄せる「APPLESEED」の店長・萩原陽平（平山浩行）は、イタリアンなら自分が教えると言い、葉月に作り方を教え始める。葉月はそんな陽平に、宗一郎のために作ると打ち明ける。陽平は「結構、堪えます」と胸の内を葉月に明かしてしまい後悔する。

一方、キャバクラでは、清水が美咲にアフターを申し出ていた。そして、清水は美咲を連れて行った先で、美咲のために空き店舗を買ったことを報告する。美咲が空き店舗の受け取りを拒否すると、清水の態度が急変して、美咲に殴りかかろうとしてきた。

そこへ、櫻庭永人（岩田剛典）が現れ、美咲を守る。永人は毎晩美咲の後をつけていたのだ。美咲は永人に感謝した。そして、なぜ後をつけていたのかと聞くと、永人は「美咲が心配だった」と答えた。美咲が「ハチがゲイじゃなかったら好きになっていたよ～」というと永人はその言葉に反応し、自分の気持ちを美咲に伝えようとしたが出来なかった。

一方、葉月は宗一郎を家に呼び料理を振舞っていた。そこで宗一郎は椅子の下に落ちていた、美咲の母子手帳を見つけ動揺する。

その頃美咲も、鞄の中に入れていたはずの母子手帳を探していた。妊娠のことを誰にも話していない美咲は焦る。

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深沢美咲（石原さとみ）は母子手帳を無くし、慌てる。同じ頃、深沢葉月（松下奈緒）の部屋で、美咲の母子手帳を見つけた櫻庭宗一郎（田辺誠一）は、顔色を変え、葉月を置いて帰ってしまう。葉月は、宗一郎には好きな人がいるのではないかと感じる。

慌てた美咲は、櫻庭永人（岩田剛典）の家から飛び出す。すると、宗一郎が現れ、誰の子供かと問い詰める。美咲は、とっさに永人との子供だと嘘をつく。そして、丁度その時何も知らない永人が帰ってきた。美咲は、その場をやり過ごすために永人にキスをした。

一方葉月は、宗一郎に突然出ていかれ、やるせない気持ちになった。しかし、自分も萩原陽平（平山浩行）に同じようなことをしてしまったことに気づき、陽平に謝り、自分の恋を諦めると言った。それに対し、陽平はその恋を諦めるなと言った。

そして葉月は家に帰った。すると、部屋の解約通知書が届いていた。美咲の仕業だと確信した葉月は、美咲に問い詰める。すると美咲は、実家に帰らないかという。

そして、その週末、永人が出場するスケートボード大会が行われた。永人が試合前の準備をしていると宗一郎がやってきた。永人は宗一郎に美咲と付き合っていないと言った。すると宗一郎はつい、「お腹の子は？」と言ってしまった。それを聞いた永人は動揺した。

その後大会が始まった。優勝候補と言われていた永人であったが、調子が悪くリタイアになってしまう。落ち込んでいる永人を美咲が気遣う。するとそこで、永人は美咲に好きだと伝える。永人がゲイだと思っていた美咲は驚いてその場を去ってしまった。

そして美咲と宗一郎の過去も明らかになってきた。美咲は、宗一郎から連絡が来なかったことに不満をもっており、宗一郎を責めた。すると宗一郎は、卒業式にメールをしたという。受け取った記憶がない美咲は、そのメールを葉月が削除したことに気づき、葉月を責めた。葉月は、宗一郎のことが好きで、美咲と宗一郎が結ばれることが気に食わなかったのである。

そして、早朝、葉月は宗一郎に、卒業式の日のメールを削除したことを打ち明けた。そして宗一郎のことが好きだと打ち明けたが、宗一郎は美咲のことが好きだと認めた。

ショックを受けた葉月は陽平のもとに行き話をきいてもらった。そこで陽平は葉月に「ずっと前から好きでした」と告白した。

一方美咲は、永人の元へ行き、話をした。そして、いつから好きだったのかを聞き、過去のことを謝った。永人は親友だった時のように戻りたいと言い、美咲もそれと同意見だった。

そして、美咲は永人に自分が抱えている秘密をはなす。妊娠していること。父親は宗一郎であること。

そして、美咲の次の願いは「お姉ちゃんとお母さんを仲直りさせる」であった。

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深沢美咲（石原さとみ）は、自分のことを親友・櫻庭永人（岩田剛典）にすべて打ち明ける。妊娠していること、その父親は、永人の兄・櫻庭宗一郎（田辺誠一）であること。そして、病気になったこと。美咲は、SLE（全身性エリテマトーデス）を患っており、医者から完治しないと言われていた。

美咲に協力してほしいと頼まれた永人は、美咲と両親学校に参加した。両親学校では美咲のために一生懸命になる永人。まるで、仲の良い夫婦のようだった。

一方、深沢葉月（松下奈緒）は、萩原陽平（平山浩行）とデートに出かけた。葉月は陽平のデートを楽しみながらも、こんな自分が陽平と付き合っていいのかと不安になるのであった。

夜になり、美咲と葉月の元へ、母・深沢七重（片平なぎさ）がやってきた。父親の23回忌が迫っており、法要をどうするかという相談だった。すると美咲が、熱海の温泉に行こうと提案した。熱海は、昔、よく家族で行っていた思い出の場所であった。それに加え、美咲は、陽平や永人を誘うことを提案した。

そして、温泉に行く日がやってきた。美咲、葉月、七重に陽平、永人が合流した。そして5人は温泉に行く前に昼食を取りはじめた。そこで、お酒に酔った七重は昔の懐かしい話や父親の話をしだす。

父親が死んだのは七重のせいだと思っていた葉月は、「お父さんは死にたくて死んだんじゃない」と言い出す。それを皮切りに、今まで抱いていた不満を七重にぶつけた。葉月は、七重が自分より美咲のことを可愛がることに不満を抱いていた。

それを聞いた美咲は、葉月に「お姉ちゃん愛されているよ私なんかよりずっとね」という。「その証拠に、お母さんずっと嘘ついてるもん」と。そして、父の死因は、母ではなく、葉月であったということを美咲から聞かされる。母・七重はそれをずっと葉月に隠していた。

それを知った葉月は、「今まで本当にごめんなさい」と七重に謝る。七重も葉月に「二人がいたから生きてこられた」と言った。七重と葉月は本当の仲直りをした。部屋の外からその様子を聞いていた美咲は願いが叶い満足そうだった。次の美咲の願いは「お姉ちゃんを結婚させること」であった。

そして、熱海から帰った5人。陽平は熱海の温泉旅行を通して、葉月への思いをさらに強めていた。

陽平のことを店まで送っていく葉月。そして、その帰り、陽平は葉月を追いかけ、「結婚してください」と告白した。

一方、美咲の元に宗一郎が訪ねてきた。宗一郎は、美咲のお腹の子のDNA鑑定をしたいと言い、その結果、自分の子供だったら一緒に育てたいと言った。その言葉に戸惑いを隠せない美咲であった。

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深沢美咲（石原さとみ）は、櫻庭宗一郎（田辺誠一）からの「お腹の子をDNA鑑定してほしい」という申し出に困っていた。そして、相談できる相手は櫻庭永人（岩田剛典）のみ。永人に申し訳ないと思いつつ、相談すると、永人は「美咲の唯一無二の存在になるから」と美咲を安心させる。

そして、美咲が心配しているのは親権についてだった。お腹の子が宗一郎の子だと分かれば、親権が宗一郎になってしまうのではないかと心配していた。そして、それは後日永人の友人の弁護士に相談することになった。

一方、深沢葉月（松下奈緒）も悩んでいた。理由は、萩原陽平（平山浩行）にプロポーズされたからである。返事ができない理由の一つに、体質のことがあった。葉月は以前行った検査で、妊娠しにくい体質だと診断されたのである。葉月は、美咲のアドバイスのもと、妊娠しにくい体質を改善しようと、生活習慣を変え始めた。

そろそろ葉月に妊娠のことを報告しなきゃ、と思いながら家に帰る美咲。すると家には宗一郎が来ていた。ただならぬ空気に戸惑う美咲。宗一郎は、葉月に、美咲の妊娠のことを話していたのだ。美咲は、宗一郎に対し、デリカシーがないと罵り怒った。そして、宗一郎はその場を去り、美咲と葉月は二人きりになった。

美咲は、妊娠を隠していたことを怒られると覚悟したが、葉月は美咲の妊娠を祝福してくれた。なかなか妊娠のことを言えず隠してきた美咲は、祝福され、素直に喜ぶのであった。

そして母・深沢七重（片平なぎさ）にも妊娠したことを伝えると、七重は赤ちゃんグッズを大量に揃え、持ってきた。七重も美咲の妊娠を祝福した。

そして、一方葉月は親友の和子と和子の友人たちと4人で「お見合い」をしていた。するとその時、美咲から電話が掛かってきた。「陽平が店で大やけどをした」と。

それを聞き慌てて「APPLESEED」に向かう葉月。しかし、陽平はいつもと変わらない様子であった。美咲が仕組んだことと気づいた陽平は葉月に謝る。そして、プロポーズのことは忘れてと言った。それに対し、葉月は「私自身が変わらない限り、何も生まれないことが分かった、だから・・・ごめんなさい」と心の内を明かした。それに対し、陽平は「いつまでも待つよ」と言い、葉月を抱きしめた。そんな様子を陰から見ていた美咲は嬉しく思いながらも寂しさを感じていた。
自分にはお姉ちゃんしかいなかったと気づき、その姉が離れていく寂しさに耐えられず泣いてしまう美咲。そんな美咲を、永人は慰めるのだった。

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深沢美咲（石原さとみ）は、高熱を出して、倒れてしまった。永人に介抱されながら、病院に向かう。すると医師に安静にしなさいと釘を刺されてしまう。

一方、深沢葉月（松下奈緒）は新しい道を歩もうとしていた。ドレスデザイナーになるべく、大手メーカーに面接に行く。しかし、経験が浅い葉月はことごとく落とされてしまう。そんな中、小さなドレス工房が、忙しく人手不足であるからと、葉月を仮採用してくれた。

そして美咲は、体調のことで葉月に心配かけたくないから、と永人の元で居候することにした。

そして、美咲は櫻庭宗一郎（田辺誠一）に会いに行った。美咲は宗一郎に「お腹の子は宗一郎さんの子です」と伝えた。しかし、一緒に育てたい気持ちはないときっぱり言うのであった。

一方、ドレス工房で働き始めた葉月は慣れない仕事に苦戦していた。そして、ドレス工房のオーナーの逆鱗に触れ、クビにされてしまう。

荻原陽平（平山浩行）の元に久しぶりに会いに行った葉月。仕事をクビになり落ち込む葉月に「夢を見続ける力が大事」と励ます陽平だった。

永人の元で暮らす美咲は、お腹の子に話しかけ、幸せを感じていた。そんな時、葉月から電話が掛かる。電話を取り損ねた美咲は、葉月が留守番電話に伝言を吹き込む様子を聞いていた。その内容は「寂しい、早く帰ってきて」というものだった。葉月の美咲に対する気持ちが少しずつ変化していたのだった。

そして、美咲は陽平と葉月の結婚祝いのために作ったウエルカムボードを陽平に渡しに行く。そこで初めて、葉月が陽平のプロポーズを断ったことを知る。プロポーズを断ったことが気に入らない美咲は葉月を責めるが、「なんでそんなに結婚させたいわけ？」と葉月に言われ、黙ってどこかに行ってしまった。

美咲のことが心配になった葉月は美咲を探しにいく。そして、永人のトレーラーハウスにたどり着く。美咲の姿はなかったものの、美咲の荷物が置かれてあった。葉月はその荷物の中から、美咲の大切なノートを見つける。そして、今まで葉月の周りで起きたことが全て美咲の仕組んだことだと知った葉月は、怒りを露わにした。

そして、陽平のもとに戻った葉月は、ウエルカムボードに入っていた美咲からのビデオレターを見てみることにした。その中で美咲は、二人の思い出の映画「死ぬまでにしたい100のこと」について語っていた。

ビデオレターをみた葉月は、あの時に二人で書いた「死ぬまでにしたい100のこと」のカードの存在を思い出し、探しに行く。そして、カードを見つけ出した葉月は陽平と一緒に読み直していく。美咲のカードを見直していくと最後のカードに「お姉ちゃんを幸せにする」と書かれていた。

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深沢美咲（石原さとみ）は櫻庭永人（岩田剛典）と産婦人科に検診に行く。女の子だということがわかり、永人は名前を考え始めた。気が早いと笑う美咲に対し永人は「それくらい大事に思っている」と答えた。

そして二人がトレーラーハウスに戻ると、深沢葉月（松下奈緒）が待っていた。葉月は美咲に思い出の「死ぬまでにしたいこと100」のカードを見せた。二人は懐かしがって思い出話に花を咲かせた。

一方、櫻庭宗一郎（田辺誠一）は元妻・貴子（音月桂）に会っていた。貴子は、二人の離婚の原因は美咲にあると考えていた。そして、美咲が宗一郎の子を妊娠していると知り、美咲に対する怒りが収まらないようだった。

一方葉月は、クビになったドレス工房から展示会の招待状が届いていた。気まずさを感じながらも勇気を出して、展示会に行くと、一番目立つところに葉月がデザインしたドレスが飾られていた。葉月の才能を認めたオーナーは葉月にまた工房に来るよう言ったのだった。

そして、美咲は永人の大会に来ていた。二人は、出番までまだ時間があるため時間を潰すために出かけようとした。するとそこに宗一郎がやってきた。しかし、宗一郎は慌てた様子で美咲の後方へ移動する。そこには殺気立った貴子が立っていた。貴子は美咲のことをつけていたようだ。美咲に対し怒りを露わにする貴子と、それを止めようとする宗一郎。二人は揉み合い、その拍子に宗一郎が階段から落ちてしまう。

病院に運ばれる宗一郎に美咲は付き添った。宗一郎は大事には至らなかった。美咲は安心する一方で、貴子のことを追い詰めていた自分に責任を感じる。そして、そこで美咲は気を失って倒れてしまう。

その後、美咲は病院に運ばれた。そして、その病院に葉月と母・深沢七重（片平なぎさ）が駆けつけ、二人はそこで初めて美咲の病気のことを知る。そして大会を終えた
永人も病院に駆け付けた。

目を覚ました美咲は、お腹の子が無事であることを知り安心する。そして葉月は美咲に病気のことを知ったと言い、ほんとに産むのかと聞いた。それに対し美咲は「初めて未来が見えたの。希望が持てたの」と答えた。

そして、永人は美咲に大会で優勝したことを伝え、「ずっとそばにいさせて欲しい、結婚しよう」とプロポーズをした。

その後、美咲の退院祝いが「APPLESEED」で行われた。そこで、葉月と陽平は、「結婚することになったんだ」と美咲に報告をした。その報告を受けた美咲は嬉しそうだった。

そして、葉月の部屋に戻ってきた美咲。自分のノートを開いてみると、赤い字で「妹を絶対死なせない」と書かれていた。葉月は泣きながら、「私が絶対死なせないからね」と美咲に言った。

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倒れてしまった深沢美咲（石原さとみ）は無事退院することが出来た。姉・深沢葉月（松下奈緒）に、櫻庭永人（岩田剛典）のプロポーズの返事はしたかと聞かれ、それに対し美咲は自分の気持ちがわからないと答えた。美咲は、永人のことは好きだったが、子供のことなどを考えると決断できなかったのである。

そして母・七重（片平なぎさ）が美咲と葉月のところへやってきた。そして、二人が生まれたときから貯金していたという通帳を二人に渡す。一人立ちするときに渡そうと考えていたようだ。一度は断る二人だったが、母の思いを聞き、受け取った。

一方、永人の元に、永人と宗一郎（田辺誠一）の父・永一郎（清水鉱治）がやってきた。美咲の子供の父親が宗一郎で、美咲と結婚を考えているのが永人という込み入った事情を知った永一郎は、永人と美咲の結婚に反対した。

美咲の本当の思いに気づいていた葉月は、永一郎のところに訪ねて行った。そして、永人と美咲の結婚を許すように頼み、土下座した。

その後永一郎は、宗一郎と酒を交わす。宗一郎は、今の自分には誰かを幸せにする資格がないと言い、永人の人生好きにさせてやってくれと永一郎に頼むのであった。

周りの人の熱意に押され、永一郎は永人と美咲の結婚を許す。

そして、葉月と萩原陽平（平山浩行）が結婚式を挙げることに。しかし本当は、美咲と永人の結婚式というドッキリを葉月は仕掛けていた。葉月がデザインしたウエディングドレスに身を包む美咲。そしてそこで改めて、永人が「結婚しよう、俺が守る、美咲のことも子供のことも全部守る」とプロポーズする。自分の気持ちに正直になれた美咲はそのプロポーズを受け入れる。

そして家族に祝福されながら二人の結婚式が行われた。そこには、永一郎の姿もあった。

一方、宗一郎は元妻・貴子（音月桂）とやり直そうとしていた。

結婚式も終わり、美咲の出産予定日が近づき、予定日まで残り一か月となった。その夜のこと、美咲の容態が急変する。美咲は病院に運ばれる。母子ともに危険になるということで急遽帝王切開が行われることになった。永人は大阪にいたため、手術に立ち会えず、葉月が付き添うことになった。

美咲は葉月に「もしもの時はお願いね」と、告げる。

そして手術が始まった。美咲は手術を無事に乗り切ることができ、元気な女の子を出産した。

そして、数年後・・・。海の近くの高台にある広場で、葉月陽平夫婦、永人美咲夫婦は、美咲の娘を囲んでピクニックを楽しんでいた。それはとても微笑ましい光景だった。

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