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映画「火垂るの墓」ですが野坂 昭如氏の短編小説で野坂さん自身の戦争体験が元だと言われています。野坂氏は回想録でこんなことを言っています。「自分は清太のようないい兄ではなかった。彼女に暴力をふるったり食べ物を奪ったりした」と。実際に野坂さんには妹が2人いました。しかし野坂氏は養子に取られ、実際2人の妹とは血がつながっていませんでした。さらに恵子が死んだのは1歳6か月。映画映画「火垂るの墓」では5歳の節子でしたが、実際は義妹は1歳6か月で亡くなっています。映画「火垂るの墓」ではあんちゃんと節子は話しますが、実際は話せない幼児のまま死んでしまったのです。

映画「火垂るの墓」ですが、放送禁止になってしまったという噂があります。それはあるシーンが原因でした。それは節子が持っている「サクマドロップ」という飴。節子は飴がなくなっても水を入れて飲んでいた、この飴のシーンは切なくなるシーンでしたが、ある商標権に巻き込まれ、意図的にそれが解決するまでは放送禁止となってしまったというのです。佐久間製菓という会社の中で商標権を巡った争いに「火垂るの墓」が巻き込まれてしまったのです。

また一方で思想的な意味合いがあったという声もあります。この映画は反戦映画だという意見がありました。実際に2009年からしばらく放送されていませんでした。しかしその後2013年2015年と放送され、この理由ではないとも言われています。

実話とされる映画「火垂るの墓」ですが、野坂氏は実際1歳6か月で亡くなった妹の骨を火葬した後、サクマドロップのカンの中に入れていたそうです。実際は本当に少ない粉だったそうですが、それを実際に入れて持ち歩いてたそうです。