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七瀬と天堂の出会いと再会
佐倉七瀬（上白石萌音）は、高校時代の修学旅行中に、目の前で女性が気を失い倒れてしまうという場面に遭遇します。
突然の出来事に動揺しつつも、大声で叫び、助けを求める七瀬。
するとそこへ、日浦総合病院の医師である天堂浬（佐藤健）が通りかかり、彼の適切な処置の甲斐もあり、女性は危機を脱します。
到着した救急車に乗り込む天堂に七瀬が頭を下げて感謝を伝えると、天堂は七瀬の頭を撫でて、七瀬の一連の行動力に感謝を示しました。
そして、この時七瀬は恋に落ちてしまい、天堂に会いたいという一心で、看護師を目指し、5年後に晴れて日浦総合病院に勤務することになります。
勤務してから早々に、偶然病院内で再会した天堂に、七瀬は天堂に憧れて看護師になったこと、天堂のことが好きであることを告白します。
しかし、天堂から返ってきた言葉は「誰だ、お前」という冷たいものでーー。

空回り続きの七瀬
酷い振られ方をされるも、七瀬は天堂が所属する循環器内科で研修を受けることにします。
しかし、早く天堂に認められたいという気持ちが前のめりになってしまい、空回りが続き、ミスを連発してしまい…。ついには、「看護師に向いてない」とまで言われてしまい、落ち込みます。
そんな折、何度となく入退院を繰り返す小児科の患者・杏里と出会い、とある備品倉庫に案内されます。ここは辛くなった新人看護師が秘かに泣きに来る場所だと教えてくれる杏里。そんな杏里の励ましもあり、七瀬はやる気を取り戻すのでした。

杏里が失踪！？
それから数日後、杏里の検査結果が思わしくなく、当初の退院予定が中止になってしまいます。退院を楽しみにしていた杏里の心境を心配する七瀬でしたが、いつも通り明るく振舞う杏里に一安心。
ところが、ふと訪れた備品倉庫で、杏里が泣いていた形跡を発見します。「明るく振舞っていたけど隠れて泣いていたのでは」と考える七瀬。
嫌な予感は的中し、杏里は病室を抜け出していてーー。七瀬は、必死に杏里を探し回っていると、屋上から飛び降りようとしている杏里の姿が。
ギリギリのところで杏里の腕を掴み、落下は防げたものの、七瀬の腕だけが杏里の命綱で、今にも落ちてしまいそうな状況。
自分一人では引き上げられないと察した七瀬が、5年前のように大声で助けを求めると、天堂が現れ、一緒に引き上げ杏里は助かるのでした。
天堂に笑顔はありませんでしたが、「5年前もそうだった」と七瀬の行動力を褒めます。
そう、天堂は5年前のことを覚えていたのです。

まさかのお隣さん！？天堂と親しげな謎の美女
その後、病院からの帰り道が偶然一緒になる天堂と七瀬。なんと、二人は隣の部屋に住んでいたのです。
運命を感じる七瀬でしたが、天堂の部屋から美女（香里奈）が現れ、さらに天堂に抱きついて！？

謎の美女の正体
天堂浬（佐藤健）とお隣さんだったことに驚き有頂天になる佐倉七瀬（上白石萌音）でしたが、天堂がマンションの管理人・流子（香里奈）と一緒に住んでいると知り落胆します。
そんなこととはつゆ知らず、流子は七瀬を強引に天堂の部屋へと招き入れます。
気の滅入る七瀬でしたが、天堂は流子のことを”姉貴”と呼んでいてーー？

天堂の担当患者・神田との出会いと別れ
そして、正式に循環器内科に配属された七瀬は、さらに”天堂担”に抜擢されます。
性格に難のある天堂を公私ともに面倒を見てくれ、と循環器内科の医師部長である小石川六郎（山本耕史）に頼まれるのでした。
相変わらず、空回りをして天堂に怒られる七瀬ですが、めげずに頑張ります。
そんな折、急な不整脈で入院している天堂の担当患者・神田（金子大地）の手術が決まります。
しかし、手術への不安感から食欲不振になってしまう神田。精神的な不安を和らげたいと考えた七瀬は、院内で行われるハワイアンイベントに神田を誘います。
家電量販店で働いていた神田は、炊飯器が欲しいという七瀬の言葉から会話も弾み、七瀬の明るさと気遣いに、気持ちも前向きになり、食欲も持ち直します。
そして、退院したらオススメの炊飯器を紹介することを約束するのでした。
ところが、手術を前にして、神田の容態が急変し、神田はそのまま帰らぬ人となってしまいます。

倒れる七瀬
ショックを受ける七瀬の元へ、神田が想いを寄せていた女性が訪ねてきて、炊飯器のパンフレットを渡してくれます。パンフレットには、付箋やコメントがびっしり書かれていて…。
神田は七瀬のために下調べまでしてくれていたのです。改めて喪失感を感じる七瀬。職場では変わらず振舞う七瀬でしたが、自宅前で突然、倒れてしまいます。
目を覚ますと、そこにいたのはなんと天堂。偶然、流子が倒れた七瀬を発見し、自宅へ運んでくれていたのです。
神田の死へのショックが大きすぎた七瀬は、自分の無力さに落ち込み、喪失感に号泣してしまいます。
そして、「辛すぎて辞めたい」という七瀬。そんな七瀬を天堂は抱きしめて励ましてきてーー！？

一晩、天堂と一緒に過ごす！？
天堂の同期であり、循環器内科の医師・来生晃一（毎熊克哉）は、流子（香里奈）から佐倉七瀬（上白石萌音）が倒れたことを聞き、心配で見舞いに来てくれます。
そこで天堂浬（佐藤健）と鉢合わせてしまった来生は、自分が七瀬の看病すると言いますが、言い返す天堂。そして気を利かせて部屋を後にした来生のおかげで、思わぬ展開で天堂が七瀬の部屋で一晩過ごすことになるのでした。
翌朝、七瀬が目を覚ますと既に天堂の姿はなく、朝食と薬と書き置きのメモが残されていて…。

天堂の過去の恋愛が明らかに
職場復帰するも、天堂を意識してしまうせいか、得意の針刺しでことごとく失敗をしてしまう七瀬。
そして、ついに天堂から、上達するまで針刺しは禁止、と言われてしまいます。
そんな折、入院患者・杏里の検査結果を小児科の部長・結城沙世子（片瀬那奈）に渡しに行く七瀬。
すると結城から「知っておいた方がいい」と、研修医時代の天堂には同期で研修医の若林みのり（蓮佛美沙子）という恋人がいたと聞かされます。しかし、みのりは、杏里と同じ拡張性心筋症で亡くなってしまっていたのです。
天堂のまさかの過去に動揺するも、天堂に認めてもらいたい一心で針刺しの練習をします。そんな七瀬に来生は、針刺しの練習台にと自らの腕を貸してくれるのでした。

七瀬の看護記録がヒントに
一方、天堂は入院中の患者・巣鴨（岡部たかし）の治療効果が芳しくなく、悩んでいました。困り果てた天堂でしたが、七瀬が取っていた丁寧な看護記録がヒントとなり、効果の現れない原因が判明し、解決します。そして巣鴨も順調に回復し、七瀬を激励し、退院していくのでした。
相変わらず針刺しの練習をする七瀬の元へ、天堂が自らの腕を出してきます。拒否する七瀬ですが、「やれないなら看護師を辞めろ」と言われ渋々採血をすることに…。
天堂への採血は無事成功し、針刺し禁止令も解除され、通常業務に戻って良いと許可されます。

仁志の恋に不穏な空気
一方、七瀬と同期の新人研修医・仁志琉星（渡邊圭祐）は、一目惚れした流子と院内で再会しますが、上司である結城と流子には因縁があるようで、仁志の恋に行方が不穏になってしまい…。

七瀬がストーカー被害に！？
仕事にも慣れてきた佐倉七瀬（上白石萌音）。ある日、患者である田沢（森廉）の退院を見送ると、入れ違いで心不全の患者・鶴岡恵子（美保純）が緊急搬送されてきます。慌てるだけで何もできなかったと落ち込む七瀬がデスク業務に戻ると、ノートの上に七瀬を励ます内容のメモが置かれていました。いつも周囲に優しい来生晃一（毎熊克哉）が書いてくれたのだと思う七瀬が来生を訪ねると、来生は自分が書いたものではないと言ってきます。
さらに、七瀬の自宅ポストにまでメモがあり、流子はストーキングされているのではないかと指摘し、心配してくれますが、天堂は心配する素振りもなく…。

入院患者・恵子の娘への思い
そんな折、心不全で緊急搬送されてきた恵子の手術が決まりますが、恵子は手術を受けることを拒否します。そんな恵子の心境を確かめるために、七瀬が恵子の元を訪ねると、恵子は七瀬の乱れた髪を綺麗に整えてくれます。そして、生き別れた娘の結婚式が間近に控えていて、その結婚式に出席したいから手術を受けたくないという気持ちを吐露するのでした。離婚して以来会えていない娘だが、結婚することを元夫が教えてくれ、席まで用意してくれているというのです。

患者の願いを叶えるために奮闘
そんな恵子の願いをどうしても叶えたい七瀬は、外出支援で結婚式に参加させることはできないかと提案します。しかし、来生をはじめ多くの医師が恵子の容態を鑑み、反対。七瀬が自分が付き添うと言いますが、新人には医師の同行も必須のため、対応できないと却下されてしまいます。すると天堂が、付き添いを申し出てくれて、七瀬の提案が実現します。
無事に親子の再会が果たせ、結婚式にも出席できた恵子に、七瀬はとても感謝されました。

天堂が七瀬にキス！？
結婚式からの帰り道、七瀬は式場に忘れ物をしたことを思い出し、引き返します。先に病院に戻った天堂は、七瀬のロッカーで見つかったストーカーからと思わしきメモを見て、慌てて式場に向かいます。そこには、「今日必ず会いに行く」と書かれていてーー。
天堂が式場に到着すると、退院した患者・田沢が七瀬に襲い掛かっている瞬間で、急いで止めに入ります。田沢を取り押さえますが、鉄柱が落ちてきて、それを見た七瀬が瞬時に天堂を庇い、七瀬が頭部を負傷してしまいます。
救急車に運び込まれるも、天堂への気持ちを話すなり意識を失ってしまう七瀬ーー。
幸い、大事には至らなかった七瀬は、復活するなり天堂にキスがしたい！と詰め寄ります。
冷たくあしらう天堂に、救急車での出来事は妄想だったのかと諦めながら天堂の方を向くと、「これは治療だ」と言いつつ、天堂がキスをしてきて！？

長年の片想いが実る
天堂浬（佐藤健）に突然キスをされた佐倉七瀬（上白石萌音）。ファーストキスをまさか天堂とすることになるなんてと有頂天になる七瀬ですが、「キスは彼氏とするもの」という考えているので、このままじゃ仕事どころじゃないと言います。すると、天堂は「彼氏になってやる」と言ってきて！？ただし、公私混同したくないから周囲に付き合っていることは言うなと口止めされます。キスどころか初めての彼氏までできてしまった七瀬は二つ返事でＯＫするのでした。

主任ナース・根岸とのすれ違い
そんな折、循環器内科の主任ナースである根岸茉莉子（平岩紙）の長男・真司（醍醐虎汰朗）が、不整脈を治療するために入院してきます。アブレーション治療をすることになり、不安を感じている真司。そんな真司を見た七瀬は、お互い歳も近いことから、真司の不安を少しでも和らげることができるかもしれないと思い、担当医である天堂にアブレーション治療の介助をしたいと申し出ました。天堂から、「努力次第、勉強するように」と指示をされますが、一連の会話を聞いていた根岸は、天堂に七瀬を介助から外してほしいと頼んできます。息子を思い、七瀬の技量や天堂と一緒にいると浮かれてしまう未熟さを懸念してのことでした。自分が働いていなければ息子の病気にもっと早く気づけたのではと思う根岸は、治療は万全の態勢で受けさせたい、主任ナースとしては間違っているかもしれないが、親としてお願いしたいと頼みました。そして、七瀬はアブレーションの介助から外されてしまいます。
七瀬は自分が介助メンバーから外された理由を尋ねるも、本当のことを離さない天堂に公私混同しているのはどっちだと非難してしまいます。勤務後、来生晃一（毎熊克哉）に相談をすると、根岸から頼まれたからだと教えてくれ、言いすぎてしまったと後悔する七瀬。来生からもちゃんと天堂と話すように言われ、病院に戻り、天堂を探していると、真司が発作を起こして緊急でアブレーションをしていることを聞かされます。

ついに交際宣言
容態が良くない真司。天堂や根岸も発作の原因が分からず対処に悩んでいると、七瀬が、日頃、真司と話していたときに気づいたことをヒントに原因を突き止めます。治療は無事に終わり、根岸は七瀬に介助メンバーから外したことを謝罪し、助けてくれたことへの感謝を述べました。翌日、誤解も解け、改めて天堂を医師として尊敬し、これからも支えになりたいと思った七瀬は天堂に謝罪し、二人は無事に仲直りします。
そしてこの件で七瀬のことを見直した天堂は、根岸が看護師たちの希望を聞きながらシフト決めをしているところへ現れ、皆の前で交際宣言をします。
思わぬ展開に大喜びの七瀬。すると「天堂先生」と声をかけてくる女性が。そこには、天堂のかつての恋人・みのり（蓮佛美沙子）に瓜二つの女性が立っていてーー。

みのりと瓜二つの女性の正体
みんなの前で交際宣言をしてくれた天堂浬（佐藤健）に浮かれる佐倉七瀬（上白石萌音）でしたが、そこへ天堂のかつての恋人・みのり（蓮佛美沙子）に瓜二つの女性・みおり（蓮佛美沙子）が現れ、天堂や来生晃一（毎熊克哉）は衝撃を受け思わず言葉を失います。実は、みおりは、心臓外科医として日浦総合病院で働くことになったみのりの双子の妹だったのです。

天堂の後をつける七瀬
七瀬と天堂が休みを合わせた日に、急遽、天堂に恩師から大阪でのセミナーへの登壇依頼が来てしまいます。そのセミナーにみおりも参加すると聞いた七瀬は、心中穏やかではなく、天堂に一緒に行きたいと言いますが、仕事だからと断られてしまいます。しかし、流子(香里奈)のアドバイスもあり、天堂の後をつけて大阪へ行くことに！
天堂の後を追っている最中に、財布を落とした老人・堤（ぼんちおさむ）に出会います。一緒に財布を探し、七瀬が財布を見つけてくれ喜ぶ堤でしたが、次の瞬間突然倒れみ、心停止してしまいます。七瀬が心臓マッサージをしていると、何故か天堂が現れ、二人の処置のお陰で堤は一命をとりとめます。救急車へ同乗する二人。
はじめから七瀬の尾行に気づいていた天堂。二人は病院の帰りにたこ焼きを食べ、流子のはからいで同室かつダブルベッドの部屋に泊まることになってーー。

結華と来生
その頃、日浦総合病院の循環器内科では、七瀬と同期の新人ナース・酒井結華（吉川愛）が、元看護師である患者・和田（田村たがめ）の対応に追われていました。同じく元看護士である母親の姿を重ね合わせ、苦手意識を感じてしまう結華に、来生は自分の母親の話をし、優しく励ましてくれるのでした。

みおりの存在に自分を卑下する七瀬
ホテルで泊まった翌朝、七瀬が目を覚ますと天堂の姿はなく、セミナーに来るようにというメモだけが残されていました。慌てて会場へ向かい、真剣にセミナーを聞くのでした。セミナーも終わり会場から出ようとすると、みおりが七瀬を呼び止めます。そして、みおりから、天堂と七瀬が付き合っていることを知っている、あなたは姉のみのりとは正反対だから驚いたと嫌味を言われていまい…。

みおりは天堂に、来生は七瀬に告白！？
日浦総合病院に戻ると、医師部長の小石川（山本耕史）らが、天堂とみおりが良いコンビネーションだと話しているところを聞いてしまい、さらに、みおりが天堂に告白している場面も見かけてしまいます。
夜な夜な公園で自分では天堂と釣り合わないと落ち込む七瀬。そこへ来生が通りがかり、励ましてくれますが、泣きながらひとりで帰ろうとする七瀬を抱きしめ「好きだ」と告白してきてーー！？

みおりからの宣戦布告と遊園地デート
みおり(蓮佛美沙子)が天堂浬（佐藤健）に告白している場面を見かけてしまった佐倉七瀬（上白石萌音）。そんな七瀬に「好きだ」と告白する来生晃一（毎熊克哉）。七瀬が、来生のことは尊敬しているが自分が好きなのは天堂だからと断ると、「そういう一途なところを好きになった、天堂とちゃんと話すようにね」と伝えその場を去り、どこまでも優しい来生でした。
七瀬が自宅に帰るとちょうど帰宅してきた天堂と鉢合わせます。みおりのことで不安な心中でいることを打ち明けると、天堂が「俺の知らないところで泣くな」とキスをしてきます。そして気を利かせた流子（香里奈）が遊園地のペアチケットをプレゼントしてくれるのでした。
翌日、七瀬がランチを食べているとみおりがやってきて、天堂には振られたが逆に燃えてきたと宣戦布告をしてきて…。さらに来生とも鉢合わせ、気まずさを感じる七瀬ですが、七瀬のことは好きだが天堂にも幸せになって欲しいと伝え、優しい気遣いを見せます。そして、そんな様子を来生に想いを寄せる酒井結華（吉川愛）が見ていて…。

患者に好意を寄せられる七瀬
遊園地デートも実現し、幸せを噛みしめる七瀬。そんな折、特別室から指名を受け、特別室に向かうと、大手通販会社の御曹司である上条(清原翔)がいました。担当医は天堂で、上条は七瀬に専属で看護してほしいと言い出します。実は七瀬と上条は、以前ひょんな出会いをしていたのです。
七瀬を気に入った上条は何かと呼び出し、七瀬はほぼ付きっきり状態になってしまいます。さらに、七瀬の彼氏が天堂だと知ると、天堂に対して挑発するような行動を度々取るように…。

天堂、訴えられる！？
上条のカテーテル治療が無事終わり、ホッとする七瀬。しかし、天堂が体調不良で早退したと知り、勤務後に天堂の部屋に駆け付け、看病をします。看病することに嬉しさを感じる七瀬。そして、気がかりだった元恋人・みのり(蓮佛美沙子)のことを尋ねます。そんな七瀬に対して天堂は、大事な人を亡くしてしまった恐怖感は残っているし、医者として消してはいけないとも思っている、でもそれだけだと話します。すると今度は、上条に好かれていることに嫉妬した天堂がヤキモチを焼いてきます。七瀬は嬉しさからキスをし、「治療のキス」だと言い、幸せな時間が流れます。
ところが翌日、病院に行くと上条がナースステーションにいて、天堂を「患者に対する暴力と精神的苦痛で訴える」と言い出してーー！？

上条のケアを頼まれる七瀬
佐倉七瀬（上白石萌音）に好意を寄せる天堂浬（佐藤健）の担当患者・上条周志（清原翔）は、ありもしない暴力行為を理由に天堂を訴えを起こしました。担当医を外れることになり、上条を診ることができなくなった天堂は、七瀬に代わりにサポートを頼みます。
七瀬をはじめとした看護師たち全員で上条の看病とメンタルケアにあたり、その甲斐あり、上条は笑顔でリハビリに励むように。
しかし、天堂と七瀬が楽しそうにランチをしている姿を見かけ、穏やかではない様子で…。

天堂への訴えを取り下げる条件とは
そんな折、長いこと入院していた杏里（住田萌乃）の手術が決まります。当然、天堂も参加する予定でしたが、上条の弁護士から圧をかけられ、杏里のオペチームから天堂が外れることになってしまいます。
話を耳にした七瀬は、上条の病室に行き訴えを取り下げるように頼みますが、上条から「転院先の海外の病院に一緒に来てくれるなら取り下げる」という条件を出されてしまいます。ずっと杏里を診てきた天堂の思いを考え、その条件に揺れる七瀬ですが…。
翌日、七瀬は天堂をボウリングに誘い、スペアが取れたら自分とずっと一緒に居てほしいと賭けを持ち出します。そして見事スペアを取る七瀬ですが、手をつないで帰る帰り道で思わず涙が溢れてしまうのでした。

突然、姿をくらます七瀬
翌日、上条の訴えが取り下げられたことにより、杏里の手術に参加できることになった天堂は、早速、杏里の元へ行き、無事手術を終えます。そんな天堂の元に看護師たちがやってきて、七瀬が急に辞表を申し出ていなくなったことを伝えてきます。
なんと七瀬は、上条が出した条件に対し、一緒に海外に行くことはできないが、天堂の元から離れるという決断をしていたのです。
天堂は上条の病室を訪れると、難でも持っている天堂が憎いと吐露する上条。天堂は、「七瀬の良さが分かる上条には、良い未来が待っているはず」などと語りかけます。天堂の言葉で改心した上条は謝罪し、天堂と和解するのでした。

天堂は七瀬を迎えに
上条は退院するも、日浦総合病院に七瀬の姿はありません。七瀬は地元の鹿児島の診療所で働いていたのです。ある日、買い出しに出かけると、そこには天堂の姿が！七瀬を追って鹿児島まで迎えに来たのでした。相変わらず逃げようとする七瀬をバックハグしーー！？

七瀬の実家を訪れる天堂
ひょんなことから佐倉家を訪れることになる天堂浬（佐藤健）。佐倉家は七瀬（上白石萌音）が男を連れてきたことで、結婚かと先走り大盛り上がりします。結婚については否定し、大事な人だと天堂を紹介する七瀬。しかし、天堂が自分に対して「好き」と口にしてくれたことがないと気づき、不安な気持ちになってしまいます。

日浦総合病院に戻ってくる七瀬
診療所の院長の後押しや、日浦総合病院の副院長・小石川六郎（山本耕史）の計らいのおかげで、、循環器内科に復帰することができた七瀬は、根岸（平岩紙）たちにも暖かく迎えられます。
そんな折、末期すい臓がんの菅原（橋爪淳）が入院してきます。最後に妻と旅行がしたいことを理由にアブレーション治療を望んでいた菅原ですが、どこの病院からも断られて日浦総合病院にやってきたのです。菅原の気持ちを汲んだ天堂は、アブレーション治療をすることに決めます。

天堂誘惑大作戦
一方、その頃、七瀬は付き合っているのに”なにもない”自分たちの関係に不安になり、自分に魅力がないのではと考えていました。その夜、いつもと違う大人っぽいワンピースを着て天堂を出迎える七瀬。色々とアピールするも天堂には響かないようで…。どうやら全てお見通しだった天堂。七瀬は、再度自分に色気がないのかと落ち込みます。しかし、天堂はそんな七瀬にキスをし押し倒してきてーー！？ついに！？と思った矢先、酔っぱらった流子（香里奈）と結城（片瀬那奈）がドタバタとなだれ込んできてしまい…。

七瀬が意識不明に！？
そんなある日、通勤中の天堂と七瀬は交通事故に巻き込まれてしまいます。自分たちも負傷している中、二人は他の負傷者の処置にあたりますが、天堂は頭部を負傷している七瀬を見て、自分より他人を優先してしまう性格を案じ、自分の安全を優先するように伝えます。しかし、天堂と処置にあたることを選ぶ七瀬。救急車が到着し、負傷者たちが搬送されホッと一息ついたのも束の間、七瀬がその場で倒れこんでしまいます。頭部を強打したことにより、急性硬膜外血腫を起こしていたのです。
病院にて血腫を取り除くもなかなか意識が戻らない七瀬。天堂は、仕事の合間を縫ってずっと七瀬に付き添いました。菅原のアブレーション治療も無事に終わり、退院する天堂を見送り、一睡もせず七瀬に付き添います。そして三日後、ついに七瀬が目を覚ますのでした。
すると、後ろを向き、七瀬の好きなところを泣きながらたくさん挙げていく天堂。そして「お前が好きだ」と伝えるのでした。

今度は七瀬が天堂の実家に
ある日、出勤の準備をする佐倉七瀬（上白石萌音）と天堂浬（佐藤健）の前に、着物姿の流子（香里奈）と仁志琉星（渡邊圭祐）が現れます。話を聞くと、なんと仁志はお見合い中の流子を連れ去ってきたらしく…。二人を応援したい七瀬は、天堂ですら避けている父・万里（村上弘明）を説得するために、流子たちと共に天堂の実家へ行くことにします。
流子に当たりの強い万里に対して、フォローをする七瀬ですが、家族のことに口を出すなと一喝されてしまいます。するとそこへ天堂が現れ、七瀬を自分の彼女であり、結婚を考えている女性だと紹介します。ひとまずその場も収まり、みんなで食卓を囲み団欒する中で、七瀬を見て微笑む天堂。そんな天堂を見て万里も笑みを見せるのでした。

海外留学に悩む七瀬
長年入退院を繰り返していた杏里（住田萌乃）が無事に退院し、将来は天堂のような医師になるという夢を語ってくれました。この頃、周囲の向上心に影響を受け始めていた七瀬は、主任ナース・根岸（平岩紙）から看護留学を勧められます。しかし、留学すれば天堂とは離れ離れになってしまうことから、留学に踏み切れずにいました。そんな七瀬の様子を天堂は静かに気にかけていて…。

流子と仁志の恋の行方
一方、万里の跡継ぎとして天堂総合病院で働くことになった流子は、ある日看護師の面接会場へ行くと、そこにはなんと仁志がいて！？仁志は、「一緒に成長しつつ隣で支えたい」ことが志望動機だとはっきりと言います。思わず抱きしめ合う流子と仁志。またその様子を万里もこっそり見て微笑んでいました。

七瀬に約束をさせる天堂
その頃、思い出の場所を歩いていた天堂と七瀬。海外留学を悩む七瀬に「行けよ」という天堂。背中を押そうとするも、一年も天堂と離れるのは無理という七瀬。すると天堂は七瀬を抱きしめ、自分も離れるのは嫌だが、「もう自分には七瀬を厳しく指導することはできない、可愛がることしかできない」と伝えます。
留学の決心が固まり、いよいよ七瀬が出発する日。七瀬のうっかりミスでこのままだと、記者会見中の天堂が見送りに間に合わないと気づいた根岸（平岩紙）。そのことを伝えに、来生（毎熊克哉）が会見会場へと急ぎます。気づいた小石川（山本耕史）が、説明を途中から代わり、天堂を空港へ向かわせます。
仲間たちの見事なフォローでなんとか間に合った天堂。七瀬を抱きしめ、海外での注意事項を説明し始め、「戻ってきたら俺と結婚しろ」という天堂に、「はい」と嬉しそうに答える七瀬。そして、婚約指輪をはめてもらうのでした。
それから一年、無事に帰国した七瀬は、天堂とイチャイチャしながら結婚へーー。
多忙な二人を気遣ってた循環器内科から、メンバーが院内でのオリジナル結婚式をプレゼントされ、最高の幸せに包まれる二人でした。