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サンプラザ朝沼の日常

ゲストハウス「サンプラザ朝沼」のオーナー・マリコ（菊池桃子）は趣味のハロプロ楽曲を共有スペースで流していた。娘・ミサキ（大原優乃）は騒音でゲストハウスの評判が下がるのを気にしてマリコを止めようとするが、二人の言い合う声でさらにうるさくなる。

漫画家のあずみ（大野いと）はその声に集中できなくなり、外へ出ていくのだった。

夢を諦められないあずみ

あずみがゲストハウスの評判を検索すると、「扉が、開く」という謎のコメントがあることに気付く。

あずみは編集部へ漫画の持ち込みに行く。担当からの評価はあまり良くないもので、打ち合わせ中に見かけた10代の新人漫画家が連載を取ったという話を聞いて20代後半のあずみは落ち込む。

ゲストハウスに帰ると編集担当から電話があり、ほかの漫画家の原案をもとに異世界転生ものの漫画を描いてほしいとの依頼が来る。急ぎの依頼にあずみは集中しようとするが、また共有スペースから音楽が聞こえてきてなかなか集中できない。

マリコに苦情を言うが、マリコは話を聞こうとせずあずみに楽曲を紹介する。

マリコを静かにさせてなんとか徹夜で原稿を完成させたあずみは急いで編集部へ向かうが、他の漫画がすでに掲載される段取りになっていた。

他の漫画家にも依頼していたのかと怒るあずみだったが、担当者から君の漫画よりこっちの方が面白かったから、と逆切れされあずみは言葉を返せない。

落ち込んで帰る途中、あずみの目の前に突然大きな扉が現れる。恐る恐る入ってみると中は楽屋でマリコがいた。さらにモーニング娘。’22が現れ、あずみの味方だと言ってあずみを連れていく。向かった先はあずみの部屋だった。

歌いながらあずみの漫画道具や部屋のものを壊し始めるメンバーたち。あずみは止めようとするが、昔母に褒められた漫画を見つける。その記憶を思い出し、モーニング娘。’22の楽曲「みかん」を聞いたあずみは涙を流すのだった。

ハロプロに勇気づけられたあずみ

あずみは自分のペースで自分の好きなことをすると決めてゲストハウスから帰っていった。漫画を描くあずみは「みかん」のＣＤを聞きながら作業をするのだった。

ドラマ「真夜中にハロー」Yahoo！感想

転職先のカルチャーに戸惑うゆうは

ゲストハウス「サンプラザ朝沼」はお客がおらず、相変わらずハロプロファンのマリコ（菊池桃子）がハロプロの曲を爆音で流していた。

そんな時、ご飯のテイクアウトはできるかとゆうは（岡本玲）が訪ねてくる。転職先で月末の金曜日に毎月行われるオシャレなパーティのテイクアウト当番になってしまい、会社のカルチャーについていけないゆうはは戸惑っていた。料理にも疎いことから以前利用したサンプラザ朝沼を頼ったのだった。

扉を開く

マリコはハロプロの曲を紹介するだけで相談には乗ってくれず、ゆうはは帰ってしまう。

出社すると社員のバースデーサプライズに喧嘩のふりをすることになる。会社の雰囲気に慣れないゆうははふりにもうまく乗れず、さらにテイクアウトの店も見つからない。

焦っていると、マリコからLINEで扉が開くというメッセージが。

すると後ろに突然扉が現れる。恐る恐る近づいたゆうはがその扉を開けるとそこは楽屋だった。

準備をするための場所だと言うマリコからの説明を聞いているとアンジュルム＆BEYOOOOONDS選抜が現れる。

彼女たちに連れられて向かった先は転職の面接会場だった。

突然、モーニング娘。の「そうだ! We’re ALIVE」を歌い始める。大事な場所だからと彼女たちを止めるゆうはだったが、「大事な場所だから大事なことしてんの」と返される。

歌が止まったかと思うと突然面接が始まり、会社で働いてみて実際どう感じているかを面接官に聞かれるゆうは。力を発揮できていないと正直に答えると、これからどうするかを聞かれ、履歴書を手渡され正直に自分を書いてみては、と提案される。

自分に正直になったゆうは

ゆうはは飾らずに牛丼屋の牛丼をテイクアウトする。これが自分の勝負飯だと伝え、食べてもらうと案外満足してもらえた。

後日、マリコを訪ねてきたゆうははすっかりハロプロファンになっていた。

新しいゲスト

あやめ（高月彩良）は会社の近くのサンプラザ朝沼に宿泊していた。大事な企画のリーダーに選ばれるかもしれないとマリコ（菊池桃子）のハロプロ曲のプレゼンを遮って会社へ向かう。

リーダーに選ばれたのは…

プロジェクトリーダーに選ばれるかもしれないと後輩の七条（髙石あかり）と話していると、実際に選ばれたのは七条だった。落ち込むあやめだったが直属の後輩がリーダーに抜擢されむしろうれしいとマリコに語るあやめ。明日素直におめでとうと言おうと決心する。

出社するとなんでもてきぱきとこなす七条を見て自分にはない部分につい悔しくなる。

さらに七条から先に今の自分があるのはあやめのおかげだと感謝されてしまい、複雑な気持ちになってしまう。

マリコたちに話を聞いてもらったあやめはこの感情が嫉妬だと知る。

翌日、七条のようにふるまってみるが上司から自分の良さを活かすべきだと言われてしまう。

さらに倉庫の在庫確認の応援に呼び出されていくとそこにはあやめが担当した商品の大量在庫があり、さらにダメージを受ける。

そんな時、残業していたあやめのもとに突然大きな扉が現れる。扉を開けたあやめはそこでモーニング娘。’22に出会う。

私たちも嫉妬してきたけど頑張ってここまでこれた、と語るメンバーに連れられて向かった先はあやめの会社の倉庫だった。

モーニング娘。’17の「ジェラシージェラシー」を歌いながら在庫の段ボールを積み上げていくメンバー。あやめに「ぐちゃぐちゃになって前に進まないと何も始まらない」と語るメンバーを見てあやめは思い切って段ボールを突き破ることができた。

嫉妬する自分を受け入れたあやめ

翌日、出社したあやめは七条に「追い抜くために七条の背中を追いかける」と宣言する。

一方、サンプラザ浅沼ではミサキ（大原優乃）があやめの投稿した高評価のレビューに首をかしげていた。それを見てマリコは一人ほほ笑むのだった。

配属に不満の乃々花

ゲストハウス「サンプラザ朝沼」では乃々花(田中真琴)の歓迎会が開かれていた。社員寮が空くまでの間に泊まっている乃々花の勤務先はビールメーカー。

大学時代の研究を活かして研究開発部への配属を希望していたが、研修合宿で酒豪なのがばれてしまい営業部に配属されてしまう。

営業のノリに全くついていけず…

営業に自信がないことをマリコ（菊池桃子）に打ち明けているとハロプロの曲を嬉しそうに紹介され、自分の不幸を喜んでいるのではと疑う。

翌日、先輩について営業回りをしていた乃々花は先輩と取引先のノリに全くついていくことができず自分には営業はむいていないと落ち込む。

ある日、取引先に一人で向かった乃々花は必死に商品の説明をするが難しい説明をなかなか聞いてもらえない。さらに先輩がいないことを残念がられてしまう。

落ち込んでいると突然目の前に大きな扉が現れる。

乃々花が扉を開けるとそこは楽屋でマリコがピアノを弾いていた。

さらに突然BEYOOOOONDSが現れ「こんなハズジャナカッター！」を歌いだす。

流されてみてもいいんじゃない？というメッセージを受け取った乃々花。

流される幸せ

早速取引先に営業部のノリを真似て自己紹介してみると意外にも好評だった。

乃々花は営業の仕事に流されてみる楽しさを感じるのだった。

サンプラザ朝沼に招待されたすみれ

ミサキ（大原優乃）とマリコ（菊池桃子）はテーブルにあった大判焼きを何気なく食べる。しかし、それはゆみ（桜まゆみ）が友達へのお土産に買ってきたものだった。

お詫びをしたいという二人はゆみの友達・すみれ（市川由衣）をサンプラザ朝沼に招待する。

空回りするすみれ

仕事にもプライベートにも全力で取り組んでおり、自分はまだまだだというすみれは企画が通らないと地元には帰れないと自分で自分のハードルを上げる。

仕事で企画が通らず、機嫌が悪いすみれはジムで無理なトレーニングをして足を怪我してしまう。

自宅でも企画を考えるすみれは見舞いに来たゆみにも冷たく当たってしまう。そんなすみれを見てゆみは「ジムでもプライベートでも仕事の顔をしている」と指摘する。

そんな時、他の社員の企画が通っている場面を見てしまい落ち込んでいると目の前に大きな扉が現れる。

松葉杖をつきながら扉を開け、そこにいたマリコから話を聞いているとアンジュルムがやってくる。

すみれは会議室に連れてこられ、なぜか治っている足でみんなと一緒に大繩跳びをすることに。突然歌いだしたアンジュルムを見ながら縄跳びを止められないすみれが気付くと屋上にやってきていた。

アンジュルムの「もう一歩」を聞いて頑張ることだけがすべてではないとマリコから聞き方の力が抜けたすみれ。

大切なことに気付いたすみれ

地元に帰ってきたすみれはゆみと会う。一緒に仕事をしようと誘うすみれは仕事の顔はしていなかった。

ユウジロウの悩み

サンプラザ朝沼に宿泊するユウジロウ（後藤剛範）は最近娘との仲が良くない。マリコ（菊池桃子）とミサキ（大原優乃）に疑似家族ごっこをしてもらい寂しさを紛らわすが何の解決にもならないと指摘されてしまう。

ピンチが訪れる

自宅に帰ったユウジロウは相変わらず娘と話ができない。ある日、妻に娘の塾のお迎えを頼まれ、さらに夕飯も一緒に食べてきてと言われてしまう。

パニックになったユウジロウはマリコとミサキに相談に行きアドバイスをもらう。

当日、緊張してシミュレーション通りにいかないユウジロウはなんとか娘を夕飯に誘うがタイミング悪く友達から食事の誘いがありそちらを優先するよう言ってしまう。

落ち込んで帰るユウジロウはフードコートにいる家族を眺めていた。そこに大きな扉が現れる。

扉を開けた先にいたマリコと話していると突然つばきファクトリーが現れた。

メンバーに励まされて泣くユウジロウはメンバーに引っ張られフードコートに連れられる。

『今夜だけ浮かれたかった』を歌うメンバーと娘の小さいころの写真を見るユウジロウはかつて一緒に娘と遊んだことを思い出すのだった。

娘との仲直り

引き返したユウジロウは待っていた娘と出会う。ユウジロウと同じく嫌われたと思って距離をとっていたという娘の本音を聞きやっと仲直りができたユウジロウは一緒に食事に向かう。

後日、マリコとミサキにお礼に来たユウジロウはサンプラザ朝沼での家族ごっこを卒業し自宅へと帰っていった。

彼氏を連れてきた杏香

キャリアウーマンの杏香（徳永えり）が彼氏を合わせたいとサンプラザ浅沼にやってくる。

しっかりしている京香の彼氏ならきっとハイスペックな人だろうと期待するマリコ（菊池桃子）とミサキ（大原優乃）。しかし、やってきたのは自称「夢中人」の御子柴（吉村界人）だった。

迷う杏香

個性的な御子柴にマリコとミサキは戸惑う。

その夜、2人に感想を聞く杏香。2人の印象はもちろん最悪で杏香にすぐに別れるべきとアドバイスする。

それでも御子柴が将来大物になるかの知れない、と夢を見る杏香に2人はあきれる。

一方、仕事で部下を叱っていた杏香。その後、部下が自分のことを「姫」と陰口を言っている場面を見てショックを受ける。さらに御子柴が始めたオンラインサロンを覗くと人の受け売りばかりの言葉に「こりゃだめだ」とあきれてしまう。その時、突然大きな扉が現れた。

扉を開けた先にはマリコとアンジュルムのメンバーが。

メンバーに連れられてやってきた先は御子柴がオンラインサロンで配信していた場所だった。

｢大器晩成｣を歌いながら御子柴の名刺を投げるメンバー。それを見ながら杏香は情熱をもって何事にも真剣に行動する御子柴が好きだった自分を思い出す。

決断した杏香

御子柴と共に結婚報告にやってきた杏香。御子柴が大器晩成かどうかはどうでもいい、という杏香は彼と一緒にいると楽しい、とマリコに語る。私が彼を大物にして見せる、と宣言し2人は帰っていった。

ヒビキの恋

英会話教室で講師を務めるヒビキ（剛力彩芽）は家を改装中、サンプラザ朝沼に宿泊していた。同僚のベン（中島歩）に恋をしているというが叶わないと弱気のヒビキにマリコ（菊池桃子）とミサキ（大原優乃）は背中を押す。

マッチングアプリを始めるヒビキ

同僚とマッチングアプリの話題になり、ベンとの恋はかなわないと思い込むヒビキはマッチングアプリで恋人を探すことに。あらかじめ質問を準備しておき、自分の求める男性を探すがなかなかピンとくる相手が見つからない。

そんなヒビキにミサキは結局ベンが好きなのでは？と聞く。ヒビキは過去の経験から本当に好きな人から嫌われることにトラウマを持っていた。

ある日、ベンが恋人と別れたという噂を聞き、恋人探しの最中にも上の空になってしまう。

すると悩んでいたヒビキの前に大きな扉が現れる。扉を開けた先には楽屋があり、マリコとJuice＝Juiceがいた。メンバーに引っ張られて向かった先は学校の教室。

「ロマンスの途中」を歌いながら、ヒビキの恋を応援するメンバーに背中を押されて勇気をもらうヒビキ。

勇気を出して告白

ベンに勇気を出して告白するが降られてしまったヒビキ。そんな時、英会話教室に新しい生徒がやってくる。それはマッチングアプリで出会った男性だった。運命のような出会いにヒビキはうれしくなる。

扉の正体

サンプラザ朝沼のレビューによく書き込まれる「扉」という言葉が気になっていたミサキ（大原優乃）は母・マリコ（菊池桃子）に直接訪ねる。「人生の迷子になったとき、ハローの曲がきっかけになって突然現れる扉」という答えにますます意味が分からなくなったミサキは約束があると言って出かけてしまう。

ミサキの本当の気持ち

友人・凪（黒崎レイナ）と食事に来たミサキ。もう就職はしないのかと聞かれ、凪の会社のパンフレットを渡されるがミサキはマリコが心配だからと返事を保留する。

帰り道、父・ミノル（宮川一朗太）がいたときのことを思い出すミサキ。ミサキの学生時代、働きに出ていたマリコは家族と接する時間がほとんどなく、気まずい関係だった。ミノルが亡くなって以来、会社を辞めゲストハウスを経営することを急に決めたマリコに流されてミサキも手伝い始めたのだった。

一方、マリコもハロー！プロジェクトにはまったことを思い出していた。ミノルから「ミサキは自分の気持ちを我慢する子だ」と言われていたことを思い出すマリコ。

帰ってきたミサキにマリコはゲストハウスを自分にまかせて就職してみてはどうが、と持ち掛ける。ミサキは我慢してゲストハウスを手伝ってくれていると思ったのだ。それを聞いたミサキは決めつけてくるマリコに怒り家を飛び出す。

走っていった先には大きな扉があった。これがあの「扉」か、と驚きながら扉に入るとマリコとJuice=Juiceがいた。心を表現できる場所へ行こうとミサキを連れ出すメンバーたち。さらにマリコも連れてこられ、2人のためにJuice=Juiceは『「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの？』を歌いだす。

マリコは『Dream Road〜心が躍り出してる〜』を歌うと思い込んでいたが、ミサキの気持ちはこちらの曲だった。

曲を聞いたミサキは、できる子だと自分を決めつけるマリコに不満だった気持ちをぶつける。

本音をぶつけ合えた2人は…

ちゃんと話したい、という本当の気持ちを伝えることができたミサキは「家を出ようと思う」と本音をマリコにぶつける。しかし、その返事にマリコはショックを受けるのだった。

家を出る決意をしたミサキ

家を出ていく決意をしたミサキ（大原優乃）。彼女の思いを尊重するマリコ（菊池桃子）は一人でサンプラザ朝沼を守っていくことを決意する。

だが、引っ越しの準備を進めるミサキを見ているとマリコはついミサキを引き留めてしまうのだった。

引っ越し当日

ゲストハウスの経営が心配なミサキは出ていくまでにマリコを指導しようと焦る。友人の凪（黒崎レイナ）に連れられて海にやってきた2人はゲストハウスをやることになったきっかけを話していた。

父親が亡くなり、落ち込んでいたマリコはミサキの音楽プレーヤーから聞こえたハロー！プロジェクトの曲に心を奪われ、目の前に現れた「扉」の向こうに行ったことがきっかけでゲストハウスをやる決意をしたのだった。新しい道に進もうと2人は再び決意する。

引っ越し当日、出ていくミサキを見送ったマリコの前にまた扉が現れる。

扉を開けた先は学校の体育館で、そこにはモーニング娘。‘22がいた。多くの人の扉を開けてくれたことを感謝し、新しいステージへの花道を作ってくれたメンバーはマリコに『I WISH』を歌い始める。

一緒に歌いながらマリコは新しい道を目指すのだった。

新しいステージ

気になっていた先輩に振られた凪の目の前に突然扉が現れる。扉を開けた先は楽屋でそこにはミサキが待っているのだった。