汝の名ドラマ見逃し配信と再放送情報！

女としての魅力を利用して会社を大きくした社長・麻生陶子（山崎紘奈）は妹の久恵（北乃きい）と同居していた。姉とは違い、久恵は失恋を機に陶子の家に引きこもる正反対の2人。

オーナーの河島（眞島秀和）に取り入りながら人材派遣会社では犯罪に使い行為を行う陶子。

家に帰ると押しかけてきたウェブデザイナーの恭平（京典和玖）に家で飲まないかと誘われるが、久恵を理由に誘いを断る。

久恵を見下しながら都合のいい存在として扱う陶子は久恵の少しのミスにも激怒する。

一方、かつて働いていた製薬会社での社内恋愛が破局したことがきっかけで退職した久恵は、その時に手を差し伸べてくれた陶子に今でも感謝していた。

陶子に怒鳴られ自宅に逃げ帰った久恵だったが、感謝している陶子の役に立ちたいという気持ちはいつしか依存関係になっていく。

家を出て行った久恵が気になった陶子は自宅前で久恵を待っていた。その時、謎の女（長井短）が現れ、陶子は衝撃を受けるのだった。

麻生陶子（山崎紘菜）の家に謎の女（長井短）が現れる。陶子のことを「里矢子」と呼び金を無心する。

3年前、河島（眞島秀和）に借金を肩代わりしてもらい名義と戸籍を差し出したのがこの女だった。この女こそ本当の麻生陶子であり、その名義を譲り受け会社の社長になったのがかつての三上里矢子、現在の陶子だった。

現在の陶子は金を渡す代わりに女の住所を聞き出した。

陶子の家に帰ってきた久恵（北乃きい）は本物の麻生陶子が家に来たことを知る。また来るかもしれないと不安がる久恵に陶子は人生は勝つか負けるかしかない、と笑う。

それでも不安な久恵は陶子がいない隙に女の住所を確認し、向かっていた最中に道で倒れている松谷継子（茅島成美）と出会う。

一方、陶子は仕事で訪れたカフェでオーナーの壱岐亮介（EXILE NAOTO）と出会う。ずっと陶子が気になっていたという亮介に陶子も惹かれていくのだった。

壱岐亮介（EXILE NAOTO）と出会い、陶子（山崎紘菜）がご機嫌で帰宅してくる。しかし、夕刊を見ていると本物の麻生陶子（長井短）が薬物による急性中毒で死亡したという記事を見つけ動揺する。久恵（北乃きい）は、これは良いことだと陶子を勇気づける。

継子（茅島成美）の家を訪れるようになっていた久恵は信用を得て、継子から銀行から現金の引き落としを任されるようになっていた。

一方、陶子のオフィスに亮介が紫の薔薇をもって現れる。演技をしてクライアントの理想の現実を作っていく陶子の会社の業務内容を聞いて亮介は自分の仕事と似ていると語る。

薔薇をもって帰宅した陶子。いつもと違って贈り物にうれしそうな陶子を見て、久恵は自分が捨てられてしまうのではないかと不安を覚える。

さらに、元カレが結婚し子供が生まれることや、自分の陰口を言っていた元同僚が結婚することを知った久恵は絶望し陶子への依存を強めていく。

陶子と亮介のデート現場に向かった久恵だったが、陶子から無視されてしまう。

亮介（EXILE NAOTO）とのデートが終わり帰宅した陶子（山崎紘菜）は伊庭（植木祥平）に襲われる。伊庭は、自分を騙して失脚させ家庭を崩壊させた陶子を恨んでいた。ナイフを突きつけてきたとき、亮介が現れて陶子を助ける。

陶子を亮介が手当てしていた時、久恵（北乃きい）が帰宅する。陶子の妹だと自己紹介する久恵を見て陶子は強引に亮介を帰らせた。

亮介が帰った後、陶子は久恵を平手打ちする。実は陶子と久恵は姉妹ではなく高校の同級生だった。麻生陶子ではなく本名の三上里矢子として亮介と向き合いたいと言う陶子に久恵は麻生陶子にやっとなれたのに、と反論する。

高校の時から陶子に心酔していた久恵は、陶子を理解できるのは自分だけだと呟く。

一方、継子（茅島成美）の預金をこっそり抜き取っていた久恵は継子にそのことがばれているのではとおびえ始める。

久恵に言われた「亮介が好きなのは麻生陶子」という言葉が気になる陶子は亮介に自分が亜矢子だと告白できずにいた。

そんな時、かかってきた伊藤恭平（京典和玖）からの誘いを久恵を理由にして断る。それを見た久恵は自分が一緒にいるメリットをアピールし、陶子と一緒にいたいと告げる。しかし、陶子から「ずっと一緒にはいられない」と突き放されてしまう。

継子の件がばれたら本当に陶子に捨てられると考えた久恵は、継子の家へ行きお茶に薬を盛るのだった。

薬を盛り継子（茅島成美）を弱らせていた久恵（北乃きい）はついに継子を殺すことに成功する。家に帰ると陶子（山崎紘菜）は亮介（EXILE NAOTO）のために本名の三上里矢子に戻る準備を始めていた。麻生陶子を演じることに飽きたという言葉に久恵は焦る。

突然、近況を聞かれた久恵はハローワークに行っていると嘘をついてしまう。自分の人生を生きることに前向きになっていると勘違いした陶子は明日お祝いをしようというがその言葉に久恵は顔を曇らせる。

翌日、河島（眞島秀和）から関係を迫られた陶子は、その夜亮介の家にやってきて真実を話す。これまで搾取される側だったと語る陶子を笑って受け止めてくれた亮介に陶子は安心する。さらに本名や久恵が同級生であることを打ち明けた。

一方、お祝いをすると言っていた陶子がなかなか帰ってこないことから、自分は用済みだと感じた久恵は自暴自棄になり用意していた食事をぶちまけてしまう。

翌朝、帰ってきた陶子が亮介に真実を話したと知り、衝撃を受ける久恵。さらに亮介から電話がかかってきて陶子を「里矢子」と呼んでいることを知った久恵は「裏切者」とつぶやくのだった。

亮介（EXILE NAOTO）が週末に家にやってくることになり、久恵（北乃きい）は練習のために毎日豪華な料理を作るようになる。そんな中、陶子（山崎紘菜）は原因不明の不調に悩まされていた。

心配してやってきた亮介からパリで一緒に暮らさないかと言われ、陶子は里矢子に戻ることを伝える。そして本物の陶子が死んだことを報告するが、亮介は本物の陶子が死んだときに妹の名前を名乗っていたのなら姉の陶子のもとに身元確認の連絡が来ないのはおかしいと指摘する。

実は久恵が本物の陶子の身元確認をしており、陶子に隠していたのだった。悪びれもせずたいしたことじゃない、という久恵に陶子は違和感を覚え始める。

そして週末、亮介を囲んで食事会が行われる。

しかし、亮介を送り出した後に陶子は倒れこむようにベッドに横になり気を失ってしまう。朦朧とする意識の中で久恵が笑っていた。

翌朝、声が出せず、体も動かない状態にパニックになる陶子に久恵は「陶子ちゃんは病気になった」と告げるのだった。

ベッドから動けなくなってしまった陶子（山崎紘菜）。そんな陶子を久恵（北乃きい）は嬉しそうに介護する。陶子に薬を盛って病気にさせたことや、陶子が三上里矢子に戻ろうとしたから本物の陶子（長井短）や継子（茅島成美）を殺したことを嬉々として告白する久恵は何もできない陶子を介護することに喜びを見出していた。

さらに久恵は陶子のふりをして生活し始める。陶子を探している亮介（EXILE　NAOTO）や河島（眞島秀和）にも嘘をついて陶子の存在を隠し続けている久恵は、陶子を負け組とののしる。

しかし、久恵は街行く人や店員から嗤われている錯覚に陥る。家に帰り、何もできない陶子の世話をしていることにも限界を感じた久恵は陶子との関係がこれまでと何も変わっていないと気づく。

そんな中、エステから帰ってきた久恵は陶子がいなくなっていることに気付く。部屋の中も荒らされており、洗面所の鏡には「お馬鹿さん♡」と陶子からのメッセージが残されているのを見て久恵は愕然とするのだった。

久恵（北乃きい）は洗面所にあった「お馬鹿さん♡」の文字を見て衝撃を受ける。

実は、最初から久恵に薬を盛られていることに気付いていた陶子（山崎紘菜）は久恵の目を盗んで薬の量を減らし、偶然かかってきた恭平（京典和玖）からの電話で助けを求めていた。

荷物を持ち出しホテルの一室で無様な久恵を想って高笑いする陶子。

三か月後、元の美貌を取り戻した陶子は久恵を思い出の場所に呼び出す。そこはかつて落ち込んでいる久恵を陶子が助け出した場所だった。これまで久恵をストレスのはけ口にしていたことを謝罪した陶子はそれぞれ別の場所で幸せに暮らそう、と告げて久恵と別れる。

半年後、久恵は婚約者と幸せな生活を送っていた。クリスマスの日、遅くまで帰ってこない婚約者を心配する久恵。翌朝、かかってきた電話に出ると相手は陶子だった。「お馬鹿さん」とまたしても言われ、すべて陶子の仕組んだことだったと理解し、泣き叫ぶ久恵。

一方、久恵に復讐を果たし、満足顔の陶子は亮介（EXILE NAOTO）から海外で一緒に暮らそうと誘われる。自分が求めていた最高の幸せのはずなのにどこかしっくりこない陶子。

陶子の幸せは相手と戦い勝ちをつかみ取ることだった。久恵との命がけの勝負で自分だけの幸福に気付いた陶子は亮介と別れを告げ、家を出ていく。

一方、久恵も陶子に復讐心を燃やしているのだった。