俺の可愛いは消費期限見逃し配信と再放送情報！

生まれながらの「可愛さ」を武器に生きてきた丸谷康介（山田涼介）。ビールメーカーの営業にもかかわらず新商品発表イベント会場のステージで誰よりも目立ってしまい、さらに取材まで受けることになった康介だったが、たまたまエレベーターで乗り合わせたおっさん（古田新太）に「超絶可愛い！」と顔を近づけられてしまい怯える。

しかし、この可愛いももうすぐ終わってしまう、と意味深な言葉を残して男は去ってしまった。

翌朝、出社した康介は部長の山室つかさ（西田尚美）から異動してきた若手社員・真田和泉（芳根京子）と一ノ瀬圭（大橋和也）を紹介される。無表情で自分の笑顔にも動じない真田の教育係に任命された康介はどう接したらいいかわからない。

2人を連れて得意先にあいさつに向かった康介と鏑木（迫田孝也）だったが、一ノ瀬が社外秘のデータを見せてしまう。機嫌を損ねた客先に康介はいつもの笑顔でフォローを入れその場はなんとか収まった。

しかし、客先から担当を一ノ瀬に変えてほしいと言われ、康介は自分の笑顔が負けたことにショックを受ける。さらに真田が一ノ瀬に手を貸していたことが発覚し、真田は納得がいかない。

気持ちを切り替えて恋人の森保莉子（鞘師里保）に会った康介だったが、突然別れを切り出されてしまう。

落ち込んでいた康介は自分を見つめているおっさんに気づき捕まえて話を聞く。おっさんは３０年後の未来からやってきた康介だと話すが、意味がわからない康介はこれまでの不幸を思い出して泣き出してしまう。

そんな康介に無言でハンカチを差し出してきたのは一ノ瀬だった。

未来からやってきた30年後の自分だというおっさん（古田新太）が信じられない弥生ビールの営業マン・丸谷康介（山田涼介）だったが、同じ場所に同じ形のヤケドの跡があることから認めざるを得ない状況に。

恋人・森保莉子（鞘師里保）にフラれ、若手社員・一ノ瀬圭（大橋和也）からは取引先を取られてしまい落ち込む康介のもとに部長・山室つかさ（西田尚美）から新たに「せいかつドラッグ」という取引先を担当するよう指示が来る。

真田和泉（芳根京子）とともに、山の中に佇むせいかつドラッグの本社を訪れた康介。社長（きたろう）から、「可愛い」とベタぼめされ自信を取り戻しほっとするが、車がバッテリー上がりを起こして帰れなくなってしまう。

ロードサービスを待っている間、和泉に借りたハンカチを返しコミュニケーションを取ろうとするが「丸谷さんに興味ない」ときっぱり言われてしまう。

いつまで経ってもやってこないのを見かねて先輩社員・鏑木悟（迫田孝也）に連絡するがロードサービスには連絡しておらず、一ノ瀬と共にこちらに向かっている様子。

携帯の充電が切れてしまい、鏑木もやってこない状況に2人は徒歩で最寄り駅に向かう。靴擦れでこれ以上歩けない様子の和泉が目の前にあるラブホテルに泊まってはどうかと提案する。可愛いの持続のために何としてでもベッドで寝たい康介だったが、こんなところに2人で泊まっては他の社員から何を言われるかわからない、とホテルからスリッパを借りて和泉に渡し車に戻ることに。

雨にも降られ散々の2人だったが、和泉は康介のやさしさに触れて心を開き車内で少しずつ自分のことを語り始める。和泉は前の部署でトラブルを起こして営業部へ飛ばされてきたのだった。

しかし、自分の美容を気にしてパックを始める康介を見て和泉は再び心を閉ざす。

翌朝、通りかかった車を見つけてきた康介がバッテリーを復旧させ、ようやく帰れることになった。和泉は康介が寝ないで車を探してくれたことに気付き、康介を見直すのだった。

“30年後の自分”を名乗るおっさん（古田新太）に、“可愛い”の消費期限を宣告されて以来、老化への恐怖に怯える弥生ビールの営業マン・丸谷康介（山田涼介）は夢でもうなされ始めていた。

そんな中、新商品「夏浪漫」の売れ行きが伸び悩んでいることが社内で問題になる。イメージキャラクターを務めるタレントにテレビ番組で「夏浪漫」にあう料理を紹介してもらうため営業部のメンバーがレシピを考えることになる。

その時、真田和泉（芳根京子）が前部署の上司・須藤周平（津田健次郎）と親しげに話すのを見て康介は複雑な気持ちになってしまう。

営業部では、休日に康介の家で和泉や後輩の一ノ瀬圭（大橋和也）と一緒にレシピを考えることになる。

当日、やる気満々だった一ノ瀬が遅れて参加することになり、先に康介と和泉は一ノ瀬に頼まれた食材の買い出しに向かう。買い物中、須藤について和泉にそれとなく探りを入れてしまう康介。

家にやってきた2人は食材から一ノ瀬はコロッケを作るつもりなのではと考え、食材の下処理に取りかかる。老化防止のために油物は控えたい康介は下処理に時間をかけ、料理を遅らせる。なんでもこなすと思っていた和泉の不器用さに驚きながらもいびつなコロッケが完成し、和泉がおいしいと驚く姿に興味をひかれた康介は老化を忘れてコロッケを食べてしまう。

一ノ瀬から今日はいけなくなったという連絡が届いたとき、元カノで受付嬢の森保莉子（鞘師里保）が康介の自宅にやってくる。よりを戻したい康介は誤解されないように和泉の存在を隠そうとするが、それより前に合鍵で入ってきた莉子に目撃され誤解されてしまう。

莉子を追った康介はヒステリーになって和泉を罵倒する莉子に和泉の良さを語る。

部屋に戻ると和泉は帰った後だった。康介の部屋にあった老化防止のためのカシューナッツにヒントを得てコロッケのレシピをひらめいた和泉が残していったカシューナッツコロッケを食べ、康介はレシピを会社へ提出する。

レシピは採用され、康介は和泉に報告に向かう。感謝を伝え和泉の顔を見た康介は今まで感じたことのない胸の痛みを感じるのだった。

丸谷康介（山田涼介）は食欲がなく、ため息ばかり出てしまう。今まで経験したことがないほど胸が締め付けられ、心配になった康介は病院に向かうが、出た診断は「恋」だった。

納得がいかない康介だったが、真田和泉（芳根京子）とばったり会ってしまい、胸が痛くなる。

落ち込んでいるとまたもや30年後の自分だというおっさん（古田新太）が現れた。和泉への恋心を指摘されるが、最近恋をしていないというおっさんの言葉を聞いてこのまま恋をすれは30年後にあんなことにはならないのでは、と期待してしまう。

そんな中、会議にやってきた商品開発部のチーフ・須藤周平（津田健次郎）と会う。和泉が須藤に向ける表情がいつもとは違うことに気付いた康介は和泉のタイプは須藤のような男らしい人なのかもしれないと真逆の自分に落ち込む。

飲み会の席でそのことを相談した康介は後輩の一ノ瀬圭（大橋和也）から受け身ではだめだ、とダメ出しをされてしまう。

そんな中、研究開発部で和泉の教育係だったという男性社員から和泉がかつて情報漏洩をしたという話を聞いてしまった康介は、遅れて参加した須藤と飲みに向かいそのことを詳しく聞く。

和泉は教育係がライバル会社に引き抜かれようとしている現場を目撃し、本人に問いただしたという。そのせいで教育係に目を付けられ、情報漏洩の濡れ衣を着せられていた。何も反論しない和泉は営業部へ飛ばされてきたのだった。須藤から和泉をよろしく頼む、と言われ康介は笑顔でそれに答える。

翌朝、康介が出社すると和泉がライバル社へ情報漏洩したといううわさ話でもちきりだった。和泉と教育係が揉めている場面を目撃し、康介は何とかしようとするが何もできない。須藤がその場を取り持ち、和泉のうわさは無くなった。

落ち込んでいる和泉を励まそうと康介は彼女の後を追うが、須藤に後ろから抱きしめられている場面を目撃してしまう。

イメージキャラクター・大原美波（上西星来）が弥生ビールの新商品「夏浪漫」に合うレシピを紹介することに。テレビ局を訪れた丸谷康介（山田涼介）は真田和泉（芳根京子）と商品開発部の須藤周平（津田健次郎）が食事に行く約束をしているところを目撃してしまい動揺を隠せない。

翌日、「夏浪漫」と人気アニメのコラボ缶発売イベントの準備をしている康介と和泉。この企画の発案者が和泉だと知り、営業部に飛ばされてきた和泉の汚名返上になるのではと康介はイベント成功へ向けて意気込む。

しかし、今日は須藤と和泉が食事に行く約束の日。時間を気にしている様子の和泉を見かねて康介は先に帰らせてしまう。

そんな中、コラボ缶が発注ミスで会場のスーパーに届かないことが判明する。鏑木悟（迫田孝也）と一ノ瀬圭（大橋和也）と共に他のスーパーを回って在庫をかき集めることに。

なかなか数が集まらず、焦った康介は未来から来たというおっさん（古田新太）に解決方法を聞くが、自分自身で何とかしろと突っぱねられてしまう。

諦めかけていたところ、食事に行ったはずの和泉が現れる。トラブルについて自分にも連絡してほしかったという和泉に謝罪し、スーパーに事情を説明しに向かう。

和泉の機転でコラボアニメのコスプレをすることになり、向かえたイベント当日、康介たちはキャラクターのコスプレをして「夏浪漫」の試飲会を始める。

康介の姿がSNSで話題になり、作者からもコメントをもらったことから来場者が増え、イベントは大反響で終わった。

康介のおかげで未来が変わったとイベントの成功を感謝する和泉を康介は食事に誘い、勢いで好きだと告白してしまうが、和泉から突然キスされてしまうのだった。

「真田さんのことが好きになっちゃった」と思わず告白してしまった丸谷康介（山田涼介）。すると突然キスしてきた真田和泉（芳根京子）はそのまま急いで帰って行ってしまった。和泉の真意がわからない康介はあれ以来そっけない態度の和泉に困惑する。

康介は今まで好きになってくれた女性がすべで自分の顔面の可愛さを好きだったことを思い出し、“30年後の自分”を名乗るおっさん（古田新太）のようになってしまう前に、と焦り始める。覚悟を決めて康介は和泉をデートに誘うことに。

初デート当日、陶芸体験中に距離が近づいてドキドキしていると休日出勤中の一ノ瀬圭（大橋和也）からひとりで得意先への提案書を提出しなければならなくなって困っていると泣きつかれてしまう。鏑木悟（迫田孝也）も助けてくれない状態で焦った一ノ瀬の電話攻撃が止まらず、陶芸体験は散々な結果に。

携帯の電源を切って次にゴンドラに乗りに行った2人だったが、今度は和泉の携帯に一ノ瀬から連絡が入る。ゴンドラも満喫できず、最後に食事にやってきた2人だったが、一ノ瀬のことが心配で楽しめない康介。

客先から一ノ瀬がやってこないと連絡が入り、心配になった康介は食事を切り上げて一ノ瀬を探しに行く。

企画書が不安で町中で1人悩んでいる一ノ瀬を発見し、励ましていると鏑木も一ノ瀬が心配で見に来たようで2人を残し康介は帰ることに。

家の前には和泉が待っていた。今日作ったペアグラスで乾杯しながら和泉はこの前のキスの理由が自分でもわからないと告げる。それでも康介の告白がうれしかったと言う和泉に素を見せてくれた嬉しさでにやけてしまう康介。

和泉のかわいさについ我慢できなくなった康介はキスしてしまうのだった。

真田和泉（芳根京子）と付き合うことになった弥生ビールの営業マン・丸谷康介（山田涼介）は社内恋愛にウキウキの日々を送る。公私の線引きはしっかりしなくては、と思いながらもさっそく和泉をお家デートに誘ってしまう。

翌日、康介のマンションを訪れた和泉は、突然上京してきた康介の母・路子（室井滋）とばったり遭遇する。康介の父・康弘（牟田浩二）が入院してしまったと聞いて、おっさん（古田新太）を康介の父親だと思い込んでいる和泉は２人で康弘のお見舞いに行こうと提案し、路子も乗り気になってしまう。

おっさんに芝居を頼むが断られてしまった康介は、渋々和泉と共に実家に向かうことに。

老舗酒造を営む実家にやってきた康介は康弘がただの貧血だと知り、路子の罠にはまったことに気付く。

康弘に入院を長引かせるよう説得し、戻ってきた康介は父親のふりをして和泉と話しているおっさんを目撃し焦る。その後、度々現れるおっさんに康介はひやひやしていた。

康介がおっさんを追い出して帰ってくると和泉は実家自慢の酒に酔って眠っていた。抱きかかえて布団まで連れていき、初めてのお泊りデートが実家となってしまった康介。

翌朝、帰ろうとしたところに康弘と肩を組んだおっさんを見かけ康介はおっさんを振り切って自宅に帰って行くのだった。

弥生ビールの営業マン・丸谷康介（山田涼介）と真田和泉（芳根京子）はラブラブな時間を満喫していた。幸せの絶頂の中、「突然、俺の“可愛い”が終わってしまったらどうなるんだろう…」と不安に苛まれてしまう。

そんな中、出社した康介は和泉が見知らぬ男から「和泉」と親しげに呼び捨てにされているところを目撃する。

男性は人事コンサルタントとして業績が振るわない弥生ビールの営業部にやってきた山城大和（森崎ウィン）だった。会社の組織改革が行われると聞いて康介を始め、営業部は動揺する。

組織改革が気になりながらも大和と和泉の関係が気になってそれどころではない康介は和泉を食事に誘う。しかし、先約があると言って断られてしまう。

落ち込んで帰宅していると、和泉が大和と一緒に歩いている場面を目撃してしまい、康介はさらに悩むことに。

翌日、大和のヒアリング調査に向かった康介は、和泉との関係を問いただしてしまう。泉から口留めされているという大和に和泉と交際していると打ち明ける康介。

その夜、康介に呼び出された和泉は康介と大和が仲良く話している様子に驚く。

ヒアリングで和泉と大和が双子の兄弟だと聞かされた康介はわだかまりが消え、仲良くなったと言うのだ。

その時、大和がアメリカの醸造所が研究員を募集しているとパンフレットを渡してくる。研究に未練がある和泉に気付いていた康介は和泉を後押ししようとするが、和泉は「もう関わらないで」と大和に怒りだし、飛び出してしまう。

和泉を追いかけた康介は理由を聞こうとするが、和泉に拒否されてしまう。実家のホームページを見た和泉は康介の父親が以前紹介されたおっさん（古田新太）ではないことに気付き、嘘をつかれたことで信頼を失っていたのだった。

去っていく和泉を追いかけようとする康介だったが、そこにおっさんが割って入り、「これで消費期限となります」と宣言する。