探偵が早すぎる春のトリック返し祭り見逃し配信と再放送情報！

普通の生活に戻った一華

化粧品会社の研究施設で働く一華（広瀬アリス）はいまだに命を狙われていたことが忘れられないものの、相変わらず家政婦の橋田（水野美紀）と2人で平和に生活していた。

一方、事件を未然に解決する探偵・千曲川（滝藤賢一）は相変わらず金に困った生活をしていた。そんな中、美津山秋菜（宮崎美子）という女性が仕事の依頼に来る。孫の宗介（萩原利久）、葉子（木下彩香）と暮らす秋菜は美津山財閥の会長で、先日何者かに車のブレーキを細工され命を失いかけ、遺産相続で自分を殺そうとしている何者かがいると気づいたのだった。

千曲川への依頼

自分の子供たちが怪しいという秋菜は、子供たちが父親である夫に鎮静剤を打ち遺書を書き換えようとしたと語る。夫の事業を継いだ自分を今度は狙っているという秋菜に千曲川は雇われることになる。

夫の三回忌に集まった次男・二郎（和田正人）、長女・成美（MEGUMI）、次女・明日香（ソニン）、三男・純三郎（永野宗典）の美津山兄妹たち。食事の席で秋菜を事故に見せかけて殺そうとした4人だったが、トリックに気づいた千曲川が事件を未然に防ぎ4人を懲らしめ帰らせた。

仕事が終わったと帰ろうとする千曲川だったが、秋菜に止められてしまう。

一方、橋田から「会わせたい人がいます」と告げられた一華は素敵な男性とのお見合いだと勘違いし浮かれるが、向かった先は美津山邸だった。そこで久しぶりの再会を果たす千曲川と一華。

一華の母に助けられたという秋菜は一華と宗助、葉子の3人に財産を受け取ってほしいと告げる。だが、また命を狙われるかもしれないと一華は相続を断ってしまう。

帰り道、橋田から千曲川がいるから安心だと説得されるが、一華は千曲川が信用できない。

考えた結果、一華は自分一人で相続したということにし、孫２人を守るという条件付きで財産を受け取る決意をする。

一方、子供たち4人は相続排除され部外者である一華が相続することに納得がいかない。一華を調べるために見張っていたところ一華に宗介が接近しているのを見かける。

一華をドライブに誘った宗介は車内で一華の出した条件を撤回するように提案する。

そんな時、宗介の車に細工をした二郎は事故を起こさせようとするが、千曲川に未然に防がれ逆に乗っていた車に細工をされ事故を起こしてしまうのだった。

再び命を狙われる日々へ

相変わらず喧嘩をしている一華と千曲川をほほえましく見守る橋田。一華は財産を相続し命を狙われる日々、そして千曲川に命を守られる日々に逆戻りするのだった。

命を狙われる生活

美津山財閥の財産を受け取ることになった一華（広瀬アリス）は命を狙われる生活に逆戻りし、千曲川（滝藤賢一）に付きまとわれることにイライラが募る。それを自分が決めたことだと橋田（水野美紀）にたしなめられてしまう。

一方、神出鬼没の千曲川はいたるところに現れ一華の平穏を乱していく。

命を狙われ始める一華

一華は同僚の大谷（塩野瑛久）、真央（新條由芽）とともに宗介（萩原利久）が営むバーに飲みに行く。帰り際、一緒にタクシーに乗って帰らないかと大谷に誘われるが、バーで待ち伏せしていた千曲川と橋田に気付きその誘いを断ってしまう。

一方、明日香（ソニン）と純三郎（永野宗典）は一華の研究所に潜入し、一華殺害のため準備をしていた。

翌日、いつもは付きまとってくる千曲川がいないことに一華は気づく。千曲川がいないときは誰かに命を狙われている時だと過去の経験から知っている一華は動揺してしまう。

食堂に向かった一華はそこにいた大谷と真央に千曲川を見たかと尋ねる。見ていないと言う2人に心配になった一華は橋田に連絡する。平常心の橋田にいら立つ一華だったが、その時火災報知器が鳴り始める。慌てて飛び出した一華の前に純三郎が現れる。

純三郎はエタノールをしみこませた白衣に着火させ一華を殺そうとしていた。

しかし、火は起こらず慌てる純三郎の前に千曲川が現れ事件は未然に防いだと説明する。

考えた殺害方法と同じ方法で純三郎に仕返しをすると宣言した千曲川は研究所中をパニックに陥らせ、純三郎も混乱してしまう。

一華に捨て台詞を言って逃げ出した純三郎だったが、千曲川によって火の海に包まれてしまうのだった。

一華に興味を持つ宗介

自分を危険にさらしたと怒る一華はいつも通り千曲川と口論を始めていた。

一方、宗介のバーにやってきた千曲川は純三郎を懲らしめる手助けをしてくれた礼をしていた。どんな手を使ってでも一華を助ける千曲川を見て一華に興味を持った宗介だったが、千曲川から手を出すなと忠告を受ける。

千曲川の存在に気付いた子供たち

一華（広瀬アリス）は目立たない警護をするという千曲川（滝藤賢一）が目立って仕方ないのが気に食わない。

一方、橋田（水野美紀）は秋菜（宮崎美子）から美津山家について説明を受けていた。長男の宗太（和田聰宏）は宗介（萩原利久）と葉子（木下彩音）の父で会社の後継者にと言われていたが、5年前に突然失踪してしまったのだった。

一華殺害計画に失敗した子供たちは一華が過去に5兆円の遺産を相続し命を狙われていたことを突き止める。一華の命を狙った財閥の一族が次々と不幸になったのは千曲川の仕業であることが判明し、自分たちも千曲川の反撃にあっているのだと気づく。

兄弟げんかをする兄たちを見て今度は明日香（ソニン）が一華殺害に向けて動き出す。

ある日、宗介のバーに大谷（塩野瑛久）と真央（新條由芽）を連れてやってきた一華。大谷からキャンプに行かないかと誘いを受け、宗介と葉子も行きたいと言い出しみんなでキャンプに行くことになる。

キャンプにやってきた一華たち

当日、無理やりついてきた橋田や待ち伏せしていた千曲川に一華はげんなり。テント張りから食事の準備まで仕切る橋田に千曲川が怒られながらも一華たちはキャンプを満喫する。

そこにキャンプ場のスタッフに成りすました明日香が潜入していた。

1人になった一華はキャンプに来ていたチンピラに絡まれてしまう。そこに助けに入った宗介。さらに大谷にも助けられ一華は助かるが、宗介は殴られたせいで倒れてしまう。

その夜、落ち込む一華のもとに大谷がやってくる。大谷といい雰囲気になるが葉子がやってきて雰囲気が壊れ、大谷は帰ってしまった。

葉子から宗介が一華を助けるために向かったことを聞き、宗介を見る目が変わる。

一華たちが寝ようとしたところ、変装した明日香がストーブとやかんの差し入れにやってくる。テントに猛毒を塗っていた明日香はストーブで水の入ったやかんを加熱し、その水蒸気で毒の雨を降らせる計画だった。

ワクワクしながらテントを見張る明日香は、翌朝になり苦しみながらテントから出てくる一華に喜ぶが、死んでいないことに焦る。

そこに現れた千曲川にトリックを未然に防がれていたことを説明され、猛毒を顔にかけられてしまう。パニックになった明日香は倒れてしまうが、明日香を見つけた宗介が助けに向かう。一華の命を狙っていた明日香を助ける宗介は何を考えているのか…。

次の刺客

キャンプから帰ってきた一華は千曲川から事件の真相を聞かされる。以前のお返しで毒の代わりに激辛ソースを塗っていた千曲川に激怒した一華はまた喧嘩を始める。

一方、明日香も返り討ちに遭ってしまったが、今度は二郎（和田正人）が計画を思いつくのだった。

大谷が気になる一華

大谷（塩野瑛久）のことが頭から離れない一華（広瀬アリス）は恋の予感を感じて浮かれるが、その様子を橋田（水野美紀）に不審がられてしまう。

ある時、大谷の大学の先輩で製薬会社に勤める江本（飛永翼）を紹介され、江本の会社が手掛けている入浴剤の商品開発に協力してほしいと依頼される。大谷も会議に参加すると聞いて一華は引き受けてしまう。

宗介（萩原利久）のバーへやってきた一華は付きまとう千曲川（滝藤賢一）にうんざりしながら、大谷を吊り橋効果で好きになっているだけでは、と指摘されるのだった。

二郎の計画

ある日、大谷と会議に参加した一華は試供品のバスボムを受け取る。その後、大谷と宗介のバーにやってきた一華は宗介と葉子（木下彩音）と交えて飲むことに。葉子からの「一華を好きなのか」という直球の質問に大谷は返事をあいまいにしたまま微笑む。

千曲川とのダーツ対決で酔いつぶれた大谷を介抱しながら葉子にバスボムを手渡していると橋田から帰るよう長文のメッセージが入り、一華は大谷を残して帰る。

自宅に戻った一華はさっそくバスボムの試供品を使ってみることに。しかし、そのバスボムは一華殺害を企てる二郎（和田正人）が江本に手渡した有毒ガスが発生する仕掛けになっているバスボムだった。江本は二郎に弱みを握られてしまっていたのだった。

風呂場の様子をうかがっていると風呂に入っていると思っていた一華とばったり遭遇してしまう。一華は不審者を見つけたことを橋田に報告に行くが、姿が見えない。風呂場をのぞくとぐったりした様子の橋田がおり、焦った一華は橋田に駆け寄り声をかけるが、橋田は寝ていただけだった。ほっとするが他にも仕掛けがあるかもしれないとおびえる一華の元に千曲川が現われる。バスボムの仕組みを聞かされ入れ替えていたことを聞いた一華は、葉子にバスボムを渡したことを思い出す。葉子に連絡すると宗介が持って帰ったと言う。宗介に連絡するが応答がなく、焦った一華は宗介のもとに向かう。宗介の家に行くと呑気にラーメンを食べている姿を見て一華はがっくりしてしまう。さらにバスボムは千曲川が回収済みだったことも判明し、一華は安心するのだった。

一方、千曲川に追い込まれトリックを見破られた二郎は助けを請うがエレベーター内で有毒ガスを吸わされ、倒れてしまう。

黒幕は…？

自分を危険にさらしてまで宗介たちを助けようとする一華に宗介は疑問を感じるが、一華はあきらめない様子。

そこにやってきた千曲川から計画に参加していた江本を紹介したのは大谷だと指摘を受ける。さらに江本に大谷が金を渡していたことも告げられ、千曲川は大谷が一華を危険にさらそうとしているのではと推理する。それが受け入れられない一華は大谷と距離を置いてしまう。

大谷を疑う一華

千曲川（滝藤賢一）から、大谷（塩野瑛久）が裏で人を操り、命を狙っているのではと言われた一華（広瀬アリス）だったが、大谷を信じたい自分が消えないでいた。

そんな中、宗介（萩原利久）のBarでサッカー日本代表の試合観戦のイベントが開かれることになり、一華は大谷に強引に誘われて参加することに。

一方、今度は成美（MEGUMI）が一華殺害の計画を立てていた。薬物を調合して毒を生成した成美は街を歩いていた大谷と会っていた。

成美の計画

イベント当日、真央（新條由芽）とともにBarに向かった一華は先にやってきていた千曲川と橋田（水野美紀）がはしゃぐ姿に呆れる。

遅れてやってきた大谷は怪しげな液体を差し出してフェイスペイントを勧めてくる。その様子を成美が双眼鏡で眺めていた。ペイント液が顔につく寸前で大谷をはねのけてしまい、気まずい雰囲気の一華だったが、やってきた宗介が自分にペイントをしてほしいと言いながらやんわりと一華を大谷から引きはがす。ペイントの容器を見て有害性に気付いた一華は宗介のペイントを洗い流し、病院へと連れていく。

一部始終を見ていた成美は千曲川が何もしかけていないことを確認し、自宅へ帰るがそこに変装した千曲川が現れる。トリックを一華によって防がれたことを説明され、千曲川の手でトリックを返され始末される。

一方、宗介とBarに帰ってきた一華は橋田からペイント液は街中で試供品として配られていたことなど大谷への疑いが間違いだったことを知らされる。

急いで大谷を呼び出した一華は謝罪するが、逆に自分のせいで一華を危険にさらしてしまったと謝罪されてしまう。さらに付き合ってほしいと告白され、驚きを隠せない一華を千曲川は監視していた。

そんな中、一華殺害を諦めていない美津山4兄弟のもとに警察から電話がかかってくる。

宗介の携帯にも連絡が入り、秋葉（宮崎美子）が心肺停止で病院に運び込まれたという。急いで病院に向かった宗介と葉子はそこで既に息を引き取った後の秋葉と対面する。一華もその知らせを聞き、宗介を心配するのだった。

遺産を狙う4人

秋葉が亡くなり、4兄弟は財産を自分たちのものにするべく、一華とだけではなく宗介と葉子の命も狙い始めるのだった。

秋菜が亡くなり…

秋菜（宮崎美子）が亡くなり、一華（広瀬アリス）は葬儀に参列する。悲しみに暮れる宗介（萩原利久）と葉子（木下彩音）を気遣っていると、二郎（和田正人）、成美（MEGUMI）、明日香（ソニン）、純三郎（永野宗典）が現れる。

宗介と葉子にも危険が迫る

葬儀に現れた4人を見て宗介は「好きにすればいい」と告げる。好き勝手なことをする4人に一華は顔をしかめる。

一方、千曲川（滝藤賢一）は宗介に4人が一華だけではなく宗介や葉子の命を狙っていることを伝えていた。契約外だと一華だけを守る宣言をする千曲川に宗介は葉子は俺が守ると決意する。

橋田（水野美紀）と葉子がお茶の準備をしていると、成美と明日香がやってくる。お茶の準備を変わるという2人を怪しみつつも任せることに。

4人は湯呑に毒を仕込んで宗介を殺害する計画を立てていた。橋田の機転で毒入りの湯呑が純三郎のもとに来ることになり、慌てた純三郎は部屋を飛び出してしまうが千曲川に捕まってしまう。トリックを暴かれ、今回もトリック返しが決まったかと思った時、純三郎と共に千曲川が倒れてしまう。

ガスが充満している部屋から千曲川を助けた橋田は一緒に病院へ向かう。

予定通り葬儀が行われることになり、一華は千曲川も橋田もいない状況に怯えるが、宗介が励ましてくれる。

一方、千曲川が手術室に運ばれたと知った二郎と成美は勝利を確信する。実は、純三郎を犠牲にして部屋におびき出させ、千曲川を中毒症状にさせていたのだった。

出棺の時を迎え、わざと宗介を怒らせて葬儀場を出た二郎と成美。実は棺をガスで充満させ、棺の蓋を釘で打ちつける「釘打ち」で大爆発を起こさせるつもりだった。

しかし、何も起こらないのを不思議がっていると宗介たちが棺をもって出てくる。そこに霊きゅう車に乗って千曲川が帰ってくる。千曲川はすべて知ったうえで中毒になったふりをしていたのだった。

怯える3人にすべてのトリックを見破っていたことを説明され、事故に見せかけて爆発を起こさせようとしていたことも気づかれ、悔しがる3人のもとに死んだはずの秋菜がやってくる。棺に入っていたのは秋菜のアンドロイドだった。すべてを終わらせるために一芝居打ったという秋菜。千曲川は車に乗って逃亡しようとした3人の車に爆弾を仕掛け、爆発させた。

事件が解決し、一華は遺産相続を辞退すると秋菜に告げる。一華の母親に命を救ってもらったという秋菜はどうしても相続してほしいようだったが、宗介は好きにすればいいと一華の意見を尊重する様子だった。

別れを告げる千曲川

千曲川の無事に安堵しながらもいつも通り口喧嘩をしながら自宅へと帰る3人。脅威は去ったのでもう消える、という千曲川に一華は珍しく感謝の言葉を告げるのだった。

普通の生活に戻った一華だったが…

秋菜（宮崎美子）からの遺産相続を断ると決めた一華（広瀬アリス）は命を狙われることがない幸せをかみしめていた。そんな一華をさらに気に入った秋菜は宗介（萩原利久）に遺産を相続してもらうよう一華を説得させる。

一華が宗介のバーに行くと千曲川（滝藤賢一）が居座っていた。相変わらず付きまとってくる千曲川と喧嘩しつつも一華は宗介に助けてくれた礼を言う。

そこに宗介の婚約者・奈々（堀未央奈）が現れる。一華をけん制してくる奈々に戸惑ってしまうのだった。

大谷と宗介で揺れる一華

宗介と大谷（塩野瑛久）、そして奈々のことで悩む一華はなかなか寝付けない日々を送っていた。

そんな時、大谷から食事に誘われる。同僚の中村（新條由芽）の提案でいつもとは違う雰囲気の洋服を着て向かうことに。大谷は一華から告白の返事をもらおうとするが困る一華を見て「答えは急がなくていい」と告げる。

翌日、館証を忘れた一華は橋田を研究所に呼び出す。そこになぜか千曲川も研究所に現れる。入館証を受け取った一華は研究室に戻るが、実験機器から火が出ているのを見てそばにあった消火器で消化しようとする。

しかし、その消火器の中には有毒ガスが入っていた。トリックに気付いた千曲川が寸前で助け、一華は助かった。

ダークウェブという匿名サイトで何者かが一華に懸賞金を懸けて殺そうとしていることを千曲川から聞かされ、一華は何者かがまた動き始めていることを感じる。

千曲川は敵をおびき寄せるため、大谷と一華をデートに向かわせる。デート中何者かに命を狙われているのではないかと大谷との時間を楽しめない。

デートが終わり、帰ろうとしたときに大谷の車の前で事故が起こっているのを発見する。車に乗り込んで事故車の撤去を待っていた2人だったが、それは懸賞金につられた林田（阿部亮平）と森本（山根和馬）が仕掛けた罠だった。

しかし、千曲川によって見破られトリックを返されてしまう。

一華の秘密に気付いた大谷

一華は大谷に本当のことを言えない自分をもどかしく感じていた。

一方、太田も一華が何かを隠していることに気付き、宗介のバーを訪ねて宗介から一華の秘密を聞き出そうとしていた。

一華は事件の責任を取らされ…

一華（広瀬アリス）は研究所で起こった騒動の首謀者だと思われている千曲川（滝藤賢一）と共犯ではないかと疑われ、研究所所長から休職を命じられてしまう。

そんな中、橋田（水野美紀）から、葉子（木下彩音）が階段から突き落とされたことを知らされる。

宗介のバーでアルバイトすることになった一華

葉子に会いに行くと、どうやら一華からもらった服を着ていた葉子を一華と間違えて突き落としたようだった。美津山家の子供たちの中で相続の権利を失っていないのは、現在失踪中の長男・宗太（和田聰宏）だけであることから秋菜（宮崎美子）は宗太を疑う。

橋田の提案で宗太の失踪前に何があったのかを聞くことに。

宗太が失踪する直前、彼の口座に数億円が振り込まれていた。秋菜の夫・正太郎は海外の企業からの賄賂ではないかと考え宗太を激怒していたのだった。

橋田は、本当に葉子が一華と間違われて襲われたのか、確信が持てず、当分は美津山家で秋菜と葉子を守ることに。そこに橋田の代わりにやってきた千曲川の提案で宗介（萩原利久）のバーへ行くことに。ひょんなことからバーでアルバイトをすることになり、千曲川はそれを見ながら飲んだくれていた。

飲みつぶれた千曲川を背負って帰ってきた一華だったが、侵入していた人物に首を絞められそうになってしまう。千曲川に助けられなんとか一命をとりとめる。

翌日、一華は宗介と婚約者の奈々（堀未央奈）が一緒に歩いている場面に出くわす。バーにも奈々がやってきて料理を手伝う姿に奈々からの無言の圧力を感じてしまう一華。

千曲川が先に帰ってしまい、宗介と一緒に帰ってくると家は真っ暗で部屋にはなぜか千曲川の人形が置いてあった。

翌日も一華と奈々がバーで働いていると大谷（塩野瑛久）がやってくる。宗介の計らいで仕事を早く上がり、大谷と飲むことに。

そこに初めてやってきたという男性客が現れる。男は昨夜、清掃会社の一員としてバーに潜り込み、宗介がいつも飲むワインに細工をしていた。宗介が意識を失ったのを見て、炭酸水にドライアイスを入れ、蓋に500円玉を張り付けて膨張し破裂したタイミングで蓋が一華にぶつかるよう仕掛けて店を出ていく。

しかし、千曲川にトリックを見破られ、ペットボトルを服の中に入れられてしまう。重傷を負いながらトリック返しの詳細を聞いていた男はそのまま意識を失ってしまった。

宗介が犠牲になり…

宗介の意識が戻らず、一華は千曲川が宗介を守ってくれなかったことを責める。一華を守る契約しか頭になく、他の犠牲を顧みない千曲川のやり方に激怒した一華は契約破棄を言い渡すのだった。

結婚した一華と宗介

一華（広瀬アリス）と宗介（萩原利久）は結婚することに。千曲川（滝藤賢一）は秋菜（宮崎美子）から報酬を受け取り海外へ旅立つ予定のようだった。

橋田（水野美紀）は一華の花嫁修業に力を入れるが、一華は文句ばかり。結婚すればこんなやりとりができなくなると気づいた一華はこれまで世話をしてれた橋田に感謝する。

真犯人の正体

結婚式の日、宗介の意向で橋田、秋菜、葉子（木下彩音）だけが出席することになるが、式後に千曲川が現れる。海外へ旅立つという千曲川と最後の別れを告げ、これまで守ってくれた感謝を素直に述べる一華。

新婚生活が始まるが、帰宅途中に工事現場を通りかかった一華の頭上から鉄パイプが落ちてくる。まだ誰かが一華の命を狙っているかもしれないとおびえるが、千曲川は海外に行ってしまったため連絡がつかない。

セキュリティのしっかりしている美津山家の別荘で、一華と宗介の結婚披露パーティーが行われることに。様々な人間が参加するパーティーで一華は宗介の妻として紹介される。

パーティーの途中、コーヒーの焙煎士を気絶させた宗介は換気扇を止めガスを部屋中に充満させる。気絶していくパーティーの参加者たち。そこに千曲川が現れる。

宗介に無線で指示を出していた千曲川は一酸化炭素中毒を引き起こそうとしていた犯人のトリックを未然に防いだのだった。

犯人は秋菜だった。宗介と一華を結婚させ、一華を殺すことで全財産を宗介に相続させようとしたのだ。一華の母親に昔助けられたという秋菜の証言も嘘だった。橋田はそれを突き止め、千曲川と一緒に秋菜をはめたのだった。

宗介の父・宗太（和田聰宏）が自分たちのやってきた悪事を公表しようとしたことに腹を立て、殺してしまった秋菜は一華の財産に目を付け私腹を肥やそうとしていたのだ。

白状した秋菜はスプリンクラーに仕込んであった毒で全員を殺そうとするが、千曲川に未然に防がれてしまい、トリック返しに遭う。

責任を感じた宗介は一華に別れを切り出す。一華への想いは本当だが、家族が命を狙ったことを償わなければいけないという宗介の気持ちを一華も受け止め、2人は別れを決める。

日常に戻った一華

バツイチになってしまった一華。本当に海外に行くという千曲川から本当に幸せになってほしいと告げられ、千曲川に会わなくていい生活が来ることを願うのだった。

女子大生・十川一華（広瀬アリス）は、橋田政子（水野美紀）にテーブルマナーを指導されていた。一華は幼い頃に母親を亡くし、養護施設にいたが橋田が手を差し伸べてくれた。以来、母親代わりだ。しかし、一華は、こんなマナーが役に立つと思っていなかった。

一華は橋田への愚痴を、友人の未夏と律音に話をしていた。その帰り道、一華は何者かに背中を押され、道路に飛び出し事故に遭った。一華は、何とか一命を取りとめ、病院で目を覚ましたが、一華の命を狙ったのは、大陀羅朱鳥(だいだら・あけどり)（片平なぎさ）の娘、麻百合(まゆり)（結城モエ）だった。

次は息子の壬流古(みるこ)（桐山漣）だ。キャバクラである男（マギー）が完全犯罪を自慢していたのを聞き、一華殺しのために壬流古は彼を雇った。

犯人は、退院した一華の行動を観察。一華がいつもコンビニでくじを引いている。その箱に毒グモを仕込む作戦にでた。しかし、なぜか一華はクモにかまれなかった。

疑問に思った犯人が自宅に戻ると娘から靴の贈り物があり、手を伸ばすと犯人が仕掛けたクモにかまれた。そこへ千曲川光（滝藤賢一）が登場し、犯人にトリック返しをしたのだという。

なぜ一華は、2度も命を狙われたのか？それは、5兆円を相続する権利があったからだ。

橋田は、先日、亡くなった大陀羅家の次男・瑛（あきら）の遺産・5兆円の相続について、瑛のご息女（そくじょ）・一華が全て相続すると宣言。そして2回、一華が命を狙われたことを話し、私が守ると一族にいう。

一華は混乱した。父親は死んだと聞かされていたからだ。しかし真実は、一華の母は瑛と結婚を誓ったが一族に大反対され、母は断念した。母が亡くなったことで父・瑛は、母が一華を産んでいたことを後から知ったのだ。

事実を聞いて納得できない一華、そこへ千曲川が登場。橋田は、一華の命を守るために探偵・千曲川を雇っていた。

しかし一華は、千曲川と以前、最悪な出会いをしていた。車イスを押してくれたが、信号なしの道路を猛スピードで押したのだ。

一華は、母を大事にしなかった父から遺産は受け取らないとごねる。

それだと探偵の報酬が得られない千曲川は、一華を説得する。

千曲川・一華・橋田VS大陀羅一族の戦いが、ついに幕を開けた――

女子大生・十川一華（そがわ・いちか）（広瀬アリス）は、当初は拒絶をしていたが、周囲からの説得を受け入れ、父親の遺産５兆円を、突如受け継ぐことになった

その莫大な遺産を奪おうと、父親の兄弟たちである大陀羅(だいだら)一族が、一華の命を狙い次々と仕掛けてくる。

巧妙なトリックで一族が狙うのは、誰が犯人か分からない完全犯罪。そんな一華の命を守るため、ドＳ家政婦・橋田政子（水野美紀）が雇ったのは、“史上最速”の早すぎる探偵、千曲川光（滝藤賢一）だった。

前回、事件を未然に解決し、危険な毒クモから一華の命を救った千曲川であった。しかし、最初に出会った印象が最悪だったことや、千曲川が自分を助けてくれた探偵だとは知らない一華は、探偵のことを「私を殺そうとした奴」と疑い、５兆円の相続を放棄した。

一華は、事故による右腕の負傷のため病院でリハビリもしている。担当医の三田村先生（池田鉄洋）は、一華のギプスをしていない箇所にまで広がる赤みと肌荒れが気になり、塗り薬を処方した。アレルギー検査も受けると、小麦のアレルギー反応がでた。

ある日、一華は同じリハビリの患者から、かゆみに効く保湿ローションをもらった。

一華は三田村の許可も出て、フィンスイミングをした。運動に誘発されて、アナフィラキシーショックを引き起こすはずだった。

しかし一華の身には何も起きなかった。実は、事前に千曲川が塗り薬も保湿ローションも安全な物に入れ替えていたのだ。

一華の命を狙った真犯人は、リハビリ単との看護師・加藤康子（山田真歩）だった。千曲川は加藤にトリック返しで、入れ替えた塗り薬や保湿ローションを使い加藤にアナフィラキシーショックを起こさせた。後日、車いすになった加藤に謝られた一華は、自分が命を狙われていたことを知った。相続放棄の書類は橋田がまだ保管していたが、一華はその書類を破り捨てた。一華は千曲川を雇うことを決めた。

女子大生・十川一華（そがわ・いちか）（広瀬アリス）は、見ず知らずの父親の遺産５兆円を、突如受け継ぐ権利を得た。そのため命を狙われているのだ。

しかし、一華は、自分の亡き母が入院していた病院が大陀羅一族のものであると知り、５兆円の遺産を相続して一族と戦うことを決断した。

“早すぎる探偵”・千曲川（滝藤賢一）は、一華を守りきり、バーのツケを払うため本気で動き出す。しかし、一華は、自分の身の安全を守るためではあるが、千曲川が常につきまとう生活に嫌気がさした。ついに我慢の限界を迎えた一華は、橋田（水野美紀）を通じて千曲川に近づかないようにお願いをする。しかし、橋田は「彼が離れるときは、あなたが命を狙われる時です」と言い、一華の要望を却下する。

そのころ、朱鳥(あけどり)(片平なぎさ)と亜謄蛇（神保悟志）が密会していた。最初に一華を殺した人間が５兆円を総取りというルールに加えて、“誰かが暗殺を仕掛けている間は邪魔をしないこと”を約束した。

そんなある日、一華は、未夏（南乃彩希）や律音（水島麻理奈）たちとおそろいの三つ子コーデをしようと洋服の試着をしていた。しかし、所持金３００円の一華は、橋田に５０００円貸してほしいと懇願するが断られる。そこで、今度は千曲川に「報酬を倍にする」と持ちかけ、覚書を交わすことで５０００円を借り、洋服を買うことができた。

翌日、研究課題がまだ半分しか進んでいない一華は、未夏と律音と、図書館に向かった。

今回の犯人の計画は、“ガス”を使った暗殺。死亡原因が特定されにくい、“完全犯罪”だった。

一華は、5兆円をもらっても遊園地”夢が丘ファミリーランド”でのバイトを続ける。ケガが治ったため久しぶりの復帰だ。しかしここが閉園予定だと知ってしまう。母親との思い出の地が閉園予定と知りショック受ける。

史上最速の探偵・千曲川（滝藤賢一）もついてきたが一華のもとから行方をくらます。千曲川はメリーゴーランドに乗っていたのだ。

一華の命を狙う次なる刺客は、大陀羅一族の中でも随一の天才・貴人(たかひと)(前田公輝)。お金には興味がないが、人の苦しむ姿が好きだった。朱鳥(あけどり)(片平なぎさ)たちとは手を組まず一人で殺害を計画。朱鳥が悔しがる様子を見たいという思いもあるようだ。

一方、一華は、橋田（水野美紀）に遊園地への投資を相談する。橋田は、遊園地への投資は賛成だが、一華が経営者になる覚悟が必要だと言われる。後日、事務所に蔵本という男が現れ、遊園地に対する、クラウドファンデイング（ネットでの資金集め）を提案してきた。彼も思い出の地らしく、再建計画も出してきた。園内を綺麗にし、イルミネーションで集客を狙うのだ。金色のシャツ（＝ユニホーム）も皆に配り、大学の友だち・律音（水島麻理奈）と未夏（南乃彩希）、城之内も手伝ってくれた。そこで一華は城之内から夏祭りへ誘われた。

ある日、一華は、橋田から新しい傘を受け取り、バイトに出かけた。夕方から雷が鳴りだした。蔵本は、一華の死亡を楽しみにしていたところ、なんと自身が水たまりで感電してしまう。そこにトリック返しの千曲川が現れ、蔵本に3つのミスがあったと指摘する。

千曲川は、蔵本の言動の小さな違和感から、殺害計画まで全てを見抜いていた。トリック返しに悶絶し続ける蔵本。その後、蔵本のもとへと歩み寄る一華に対して、蔵本はスイッチを押して一華を雷により焼死させようとするが・・・

十川一華（そがわ・いちか）（広瀬アリス）は5兆円の遺産を受け継いだ。そんな一華のお金目当てに命を狙うべく、朱鳥（片平なぎさ）の息子・壬流古（桐山漣）が、次なる刺客に選んだのは、施設を抜け出してきた幼い兄妹であった。

一華は、城之内翼（佐藤寛太）と一緒に櫻田町の夏祭りへ参加。そこには史上最速の探偵・千曲川（滝藤賢一）やドＳ家政婦の橋田（水野美紀）もいた。

そこに、幼い兄妹がおり、妹が大きい草履で足を痛め休んでいた。一華たちはその妹に気づき、綿あめをあげて、草履のヒモのところに詰めるものを用意してあげた。その時、兄が一華にナイフを刺したが、一華は無傷だった。それは千曲川が事前にナイフをオモチャに入れ替えていたからだ。しかし、逆に顔をみられた兄妹の命が危ない。

兄妹は爆弾入りの箱を持たされ、一華の元へ向かう。しかし今度も千曲川が防ぎ、壬流古の身動きを奪い、トリック返しで爆発させた…

千曲川は射的で当てたゲーム機を兄妹に渡す。一華は千曲川の活躍や心遣いに感謝したが、ゲーム機から手を離さず渡したがらない千曲川。あきれた一華はいつもの通り千曲川とケンカになるのであった…

空腹すぎて倒れた千曲川（滝藤賢一）は、３日振りの食事にありついていた。一華を守るために働いていたが、実はその期間、千曲川は一銭ももらっていなかった。橋田（水野美紀）は、遺産が入るまで、３日に１回は食事を提供すると申し出る。千曲川は不満そうだ。

そんな会話をしていた食事後、千曲川、一華、橋田の３人が歩いていると、高級レストランに女性と入っていく城之内（佐藤寛太）の姿があった。ショックを受ける一華。しかし、千曲川と橋田は悪そうに微笑み、好奇心いっぱいに、店にずかずかと入っていく。

ある夜、史上最速の探偵・千曲川が行方不明になった。不安を募らせる一華の家に封筒が投函された。中には、拷問を受け血だらけの千曲川の写真が入っていた。

家政婦の橋田は、朱鳥（片平なぎさ）の元へ向かうが、はぐらかされてしまう。同級生・城之内翼（佐藤寛太）に依頼をし、一華を京都へバスで逃がすことにした。

バスにて命を狙われる一華。しかし今回は橋田がトリック返しで防ぐ。

そのころ、新幹線で一華と城之内は逃げる予定だった2人はビルの屋上へ。実は城之内も一華の命を狙う刺客だったのだ。ふいに、眠気に襲われた一華。お姫さま抱っこした城之内は、一華を転落させようとしたが…

屋上から転落した城之内（佐藤寛太）は、一命は取り留めたものの、意識不明となった。一華（広瀬アリス）は千曲川（滝藤賢一）への怒りが収まらず、契約の白紙を千曲川に突き放した。しかし、千曲川は橋田（水野美紀）に雇われたのだと主張し、一華に付いて回る。

一華は、橋田に千曲川の解雇を訴えるも、橋田は一華の身を案じ拒否する。一華は千曲川がだたトリック返しを楽しんでいるようにしか思えなかった。

その頃、大陀羅一族の大陀羅舞輝斗（駒木根隆介）は、“密室殺人”を企み、着々と暗殺計画を進めていた。

ある日、城之内が入院する病院にお見舞いに行った一華。そこには、城之内に寄り添う妹・早苗（優希美青）の姿があった。そして、一華は早苗と一緒に食事をすることに。大陀羅グループについて知りたがる早苗に対し、返答に窮する一華。すると、そこに突然現れる千曲川。迷惑がる一華とは対照的に、なぜか千曲川に好印象を受ける早苗。食事のあと、早苗と別れた一華と千曲川。「実に賢い娘だ。……君も少しは見習うべきだ」と千曲川は一華に言う。うんざり顔の一華。するとその時、後方から早苗の悲鳴が聞こえた。早苗は襲われたのだ。一華は早苗を側に置くから二人セットで守ってと千曲川に命令。早苗を自宅へ呼ぶ。

一方、一華の家では水道局員・大陀羅舞輝斗が来ていた。密室殺人が狙いだ。

水道がにごっていたことから気づいた千曲川がまたしても未然に防ぐ。

水道局は地面の下の管轄。工事会社が地面の上だ。液体窒素を密閉させて大爆発させる作戦を見抜いた千曲川。トリック返しで、舞輝斗が乗る水道局を装った車に液体窒素を充満させ爆発させた。

一華は母に似た人を見かけた。さらに橋田の腕の傷から早苗を襲った疑惑が浮上。そして城之内が病院から失踪する。

城之内（佐藤寛太）が病院から姿を消し、さらに城之内の妹・早苗（優希美青）も何者かに襲われた。しかし、橋田（水野美紀）の腕についた引っかき傷があったことから、早苗を襲ったのは橋田ではと疑いの目を向ける一華（広瀬アリス）。

そんな中、一華は母・純華（新山千春）と橋田の関係を探り始める。橋田が純華のいた病院に通っていたと聞き、聞き込みを開始する。純華の担当看護師にカフェで話を聞く一華。純華の死には不審な点が多いという。橋田の写真を見せると、「あ、この人……よくお母さんに面会に来てました」と話す看護師……。さらに、母親が生きているかもしれない、という新証言を聞き、驚きを隠せない一華。橋田への疑いが濃厚になっていく。

そんなある日、大学構内でひとりの子どもが一華に手紙を渡してきた。そこには純華の名前と電話番号が書かれていた。すぐに電話をかけると、目の前には何と純華の姿が。しかし、探偵・千曲川（滝藤賢一）に気づかれることを恐れ、千曲川の目を盗み、会う約束をする。

一華はなけなしの金をつぎ込み、バーでお酒を飲ませ千曲川を酔いつぶす。

待ち合わせ場所で、一華は純華と再会。純華は橋田が大陀羅一族の手下で、病院に殺害に来ていたという。しかし、そこへ橋田が来たため二人はすぐに逃げ出す。河原でたき火をしながら一華は母に質問した。

一華は「あなたは母じゃない」と指摘。そこへ橋田と千曲川が来た。純華がたき火の煙で一華を殺害する計画を防ぐためだ。

純華の体にアレルギー反応が出ていた。毒のある植物・キョウチクトウ（夾竹桃)に接触したから。夾竹桃の煙は毒性があった。純華は整形だった。大きなうちわでトリック返し。苦しむニセ純華を一華は助けた。ニセ純華はDVの夫から逃げるため美容整形に行き、大陀羅朱鳥（片平なぎさ）らにこの作戦を持ちかけられたという。

一華はニセ純華が左利きだと思い偽物と気づいた。迎えに来なかった理由も明確じゃなかった。橋田は、早苗（優希美青）を襲ったフリをして千曲川の解雇をやめようとしたと告白。橋田は一華の母の死の真相を話す。…15年前ある資産家が死んだ。警察は死因を心筋梗塞とし事件性がないと判断。納得できない遺族が調査し、目撃証言をつかむ。事件当日に男が2人逃げたのを目撃したのが一華の母・純華。しかしこの事件には大陀羅一族が関与していて、純華は殺されたのであった。そのころ、朱鳥と亜謄蛇（神保悟志）が手を組む。壬流古（桐山漣）も戻ってきた。一方、一華は大陀羅一族との戦いを宣言した。

一華（広瀬アリス）をかばい、壬流古（桐山漣）に刺されてしまった橋田（水野美紀）。激怒した一華は、朱鳥（片平なぎさ）に「ここで殺しなさいよ！」と宣戦布告。そして、ついに！大陀羅一族の二大巨頭・朱鳥と亜謄蛇（神保悟志）が自ら動き出し、一華を仕留めにかかってきた。

千曲川（滝藤賢一）は完璧な応急処置で橋田（水野美紀）を救う。橋田を一華の元に行かせて守らせたのは理由があった。橋田は、千曲川とともに働いていた元・探偵だった。一華の亡き母に証言をするよう説得したのは橋田。そのせいで殺された。

橋田が一華を引き取ったのは、一華が可哀そうで、一華の母の死の原因は自分が作ってしまったのではないかと責任を感じたからだ。

一方、一華を呼び出した亜謄蛇（神保悟志）は、密室で火災事故を起こす。千曲川は、ラベンダーの香りが充満していて仕掛けに気づいていた。絵画は発火性のある油絵の匂い消し用であるラベンダーオイルが使われていた。金魚鉢が虫めがねの代わりになり絵から発火させたのであった。さらに窓やドアを出られないように細工されていた。焦る一華をよそに、千曲川が消火器を用意して火災を防げた。朱鳥（片平なぎさ）はさらに刺客を用意。ひとり目の狙いは熱湯死。配管を破損させ熱湯をかける予定だったが、火元を止めて未然に防いだ。2人めの狙いは感電死。水槽をぶちまけ照明機材から漏電させる予定だったが、千曲川は事前にブレーカーを落としており、またしても未然に防ぐ。

千曲川にしてやられた朱鳥（片平なぎさ）、亜謄蛇（神保悟志）、顔が包帯にまかれた壬流古（桐山蓮）、麻百合（結城モエ）が集まり一華を襲う。しかし返り討ちに遭い、朱鳥は会長の座を退き、今までの罪を償うから「遺産の一部を大陀羅グループに投資してください」と土下座をして一華に懇願。しかし朱鳥は秘策を用意。完璧に防いだ千曲川の給湯器や電気を止めた行為が、老朽化した屋敷の倒壊を自然に見せる伏線だった。通し柱を壊すつもりであったのだ。しかも亜謄蛇や麻百合もここに残して、事故にみせかけるという。一華は母の件を許す、と千曲川と橋田に話す。しかし橋田たちはまだあきらめない。

なんとか外に出た千曲川は、壬流古が貴人（前田公輝）だと気づいていた。貴人の朱鳥会長への復讐も千曲川が阻止していた。そして屋敷は倒壊。千曲川のポリシーどおり死者は出ず、数名重傷でなんとか一連の事件を落ち着かせることができた。

橋田は一華の元を去ろうとするが、一華は橋田を引き留める。結局、2人は引き続き暮らすことに。そして千曲川はトリック返しをしたいから、と一華の再雇用の依頼を断る。風邪がうつるから近寄るな、と言って一人去って行った。